今日の環境分析 2023年6月6日

 昨日発表されたISM非製造業景況指数は、予想を下回り5か月ぶりの低水準となりました。景気鈍化を意識しインフレ圧力の緩和を裏付ける内容となりました。全般には、小動きに推移しており、ボラティリティも低下しています。収束の動きが強まってきていることから、動き出しを待っている状況にあります。

 通貨相関からは、マイナー通貨が相対的に強い動きになっていることから、メジャー通貨全般に頭の重い展開になっています。USDの相対的な弱さが目立っており、JPYの弱さも継続しています。各通貨ペアともにレンジ内の動きから脱出できておらず、方向感の乏しい展開になっています。マイナー通貨の買いを中心に通貨選択を継続したいと思います。

 本日は、オーストラリアの政策金利の発表に注目です。AUDは足元堅調な展開になってきており、政策金利の発表とその声明次第では方向性が転換する可能性があるため警戒したいと思います。明日はカナダの政策金利の発表を控えているため、CADの動きにも影響を与えることが予想されます。

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