今日の環境分析 2022年10月27日

昨日、カナダ中央銀行は、+0.5%の利上げを発表しました。前々回の+1.0%、前回の+0.75%の利上げ幅から圧縮してきたことで、利上げペースのピークアウト感が強まり、CADの弱さにつながりました。利上げペースのピークアウト感の有る無しで、通貨の上値を抑える傾向が強まってきました。NZDやUSDにその傾向が見られます。

通貨相関からは、USDの弱さが継続しています。JPYも再び上位足から下位足まで弱さが揃いました。このため、USDJPYは為替介入の影響もあることから、方向感のない展開が続いています。利上げ余地の大きいGBP・EURの強さが継続しています。強いGBP・EURと弱いUSD・JPYの組み合わせに注目しています。

本日は、欧州中央銀行(ECB)の政策金利が21時15分に発表されます。市場のコンセンサスは+0.75%の利上げ予想となっており、サプライズはないと思われます。発表後のECB総裁の記者会見(21:45)で、今後の方向性にどのように言及するかに注目しています。また、21時30分には米国のGDPが発表されます。これらの重要な経済指標が21時台に集中しているのでEURUSDの動きには警戒したいと思います。

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