昨日は、イースター明けで閑散な展開が想定されているなか、日銀総裁の発言を受けてUSDJPYが堅調な展開となりました。127円が目前に迫っており、130円を視野に入れてきている動きと思われます。しかし、昨日もコメントした通り、クロス円通貨のテクニカル面からは過熱感が継続しており、ここからの新規投資は避けています。このようなスタンスの投資家が多いと流動性の低下で予想外の上値をみることはよくあります。
通貨相関からは、短期足は長期足の方向性に回帰してきました。その中で、USD・CADの強さ、JPY・EURの弱さが目立ちます。これら通貨の組み合わせに注目しています。
今日の環境分析 2022年4月18日
週末金曜日は、イースター前のグッドフライデーで、日本を除くほとんどの金融市場が休場となりました。市場の流動性は大幅に低下し、ボラティリティの低い状況となりました。このため、スプレッドが拡大していました。こうした局面であっても、クロス円通貨の堅調さが目立ちました。JPYUSDは126円台で推移し、一部で言われる130円を目指す動きもあるのかもしれません。さらなる上値を求める可能性は否定できないものの、テクニカル的には過熱感は高まっているため、Mark’s Tradeではクロス円のポジションは保有しておりません。
通貨相関からは、徐々にばらつきが見えてきました。短期足が上位足へ波及する動きが出てきました。CADの強さ、JPY・EURの弱さは上位足から下位足まで揃った動きになっている点に注目です。
本日は、イースター明けのイースターマンデーとして、日本と米国を除くほとんどの国で金融市場が休場となります。このため、米国時間まで流動性が低下するので、スプレッドには注意したいと思います。クロス円通貨の動向には警戒していきたいと思います。
スワップ一覧_2022/4/16(Axiory/BigBoss/XM/Titan/HotForex/外為ファイネスト)
BigBossのUSDJPYのスワップポイントの異常値ともいえる数値に注目です。USDJPYの上昇が止まらない状況で、ロングポジションのマイナススワップ、ショートポジションのプラススワップが前週比で大きく拡大しています。Axioryではロングポジションがプラスになっているので、Axioryでロング、BigBossでショートのポジションを持てば、スワップポイントだけで確実に収益を得ることができる状況です。推奨するつもりはありませんけど・・。
今週、政策金利の引き上げを発表したNZD・CADのロング部分のスワップポイントが上昇しました。EURNZDのショートポジションは、ほとんどのFX会社でプラススワップになっており、NZDの方向性に注目していきたいと思います。
今日の環境分析 2022年4月15日
昨日のECB金融政策は想定内の範囲でしたが、利上げ姿勢が前回に比べて弱まったと判断されEURは下落する局面がありました。一方、米国では金融当局から強気の金融引き締めのコメントがあるなど、ボラタイルな動きになりました。週末のイースター休暇を前にポジション調整の動きも加速した模様です。
本日は、日曜日のイースターを前にグッドフライデーとして、日本を除き主要国の金融市場は休場となります。また、週明けはイースター後の休日として日本と米国を除く主要国で休場となります。
このため、週明け月曜日の米国時間まで閑散な動きになると想定されます。方向感のつかみにくい状況が続いており、見送り姿勢を継続しています。
今日の環境分析 2022年4月14日
日銀総裁の発言で円安が加速し、USDJPYは20年ぶりに126円台に突入しました。同時に会見していた財務大臣の急激な為替変動は好ましくないとの発言を否定するかのようでした。おそらく日銀が目標とする消費者物価指数の2%到達を目指して、資源価格を中心に物価高を演出しているかのようです。インフレ抑制と経済回復の綱引きになり日本では無策の状況ですが、消費税の一時締結などの打開策などを期待したいものです。
USDJPYは125円の節目を抜けたことで円安が加速しましたが、ほぼ1か月上昇が続いており徐々に頭の重い展開が想定されます。足元は、上位足の方向性とは反対に、メジャー通貨の強さ、マイナー通貨の弱さが続いています。しかし、連日述べているように上位足に波及するまでに至っていません。当面は見送り姿勢を維持していきたいと思います。
本日はECBの政策金利が発表されます。昨日は、ニュージーランドやカナダが大幅な利上げを発表しており、日本を除く世界的な金融引き締めの動きに同調するのかに注目です。ウクライナ情勢を受けて欧州経済の停滞を懸念する動きがどの程度反映されるのかを見たいと思います。金融政策は現状維持を想定していますが、利上げ時期のコメントに注目しています。
明日は日本を除く多くの国でイースター前のグッドフライデーの休日になり金融市場が休場となります。ポジション整理の動きにも警戒しておく必要があります。
今日の環境分析 2022年4月13日
昨日発表の米国の消費者物価指数は、事前予想に沿った数値となり、米国のインフレ警戒や金融当局の強気の金融引き締めの方向性を確認する結果となりました。しかし、USDは織り込み済だったようで、材料出尽くしの反落の動きになりました。
通貨相関では、連続して短期足が長期足の調整の動きになっています。しかし、短期足の動きが長期足に波及するまでには到っておらず、方向性の乏しい展開になっています。
本日は、ニュージーランドとカナダの政策金利の発表に注目しています。近隣のオーストラリアや米国が金融引き締め姿勢を強めていく中で、両国の金融政策の引き締め度合いに注目しています。
今日の環境分析 2022年4月12日
昨日は、クロス円通貨が大きく上昇しました。しかし、普段、大きく上昇したと表現しているは前日比1%以上としていますが、1%には到りませんでした。また、クロス円通貨のうち、大きく上昇したのはUSD・EUR・GBPのみで、AUD・CAD・NZDは上昇したもののメジャー通貨の半分程度の上昇にとどまっています。
通貨相関では、前週金曜日と同じ状況にあり、短期足が長期足の方向性の調整の動きと取れます。調整の動きが上位足へ波及し、トレンドの発生や転換を確認するか否かを見ています。
本日は、米国の消費者物価指数に注目です。米国のインフレを裏付ける事前予想となっていますが、サプライズがないか警戒しています。事前予想通りの場合は、発表後のUSDの値動きに注視していきたいと思います。
今日の環境分析 2022年4月11日
週明けは、久しぶりに窓開けの展開で始まりました。方向感のない収束が強まる中、すぐに窓埋めに動くのか、発散に向けて動き始めるのか注目です。どちらにしても、週明けの日本時間は動きにくい状況にあります。
通貨相関では、短期足が長期足と反対の動きをしており、押し目・戻り目になるのか方向性が反転するのか、この継続性に注目していきたいと思います。
今週は、ニュージーランド・カナダ・欧州で政策金利の発表があります。また、米国の小売売上高の発表もあります。ウクライナ問題に伴う世界経済の停滞、資源相場の高止まりなどの情勢を踏まえて、各国の金融当局の方針にも注目です。
現状は、見送り姿勢を維持しています。明確なトレンドを確認できない現状、様子見姿勢に徹しています。
スワップ一覧_2022/4/9(Axiory/BigBoss/XM/Titan/HotForex/外為ファイネスト)
USDJPYが堅調な動きを見せていることから、BigBossのロングポジションのスワップポイントのマイナス幅が大幅に拡大しました。他社対比でのマイナス幅が過大とも思えるので、明らかにポジションを保有してほしくないとの意思表示とも言えます。同社のマイナススワップは極端な数値になることが多いため、該当ポジションでのスイングトレードには不向きです。
全般に、EUR系通貨ペアのショートポジションの優位性が目立っています。スワップポイントの数値から、方向性を判断することも一つのトレード方法と考えています。
今日の環境分析 2022年4月8日
昨日は大きな動きがなく、全般に見送り状況が続いています。短期的には上位足と反対の動きがみられますが、大きな動きにはつながっていません。ほとんどの通貨ペアがトレンドレスのため、方向性をつかむのが難しくなっています。
通貨相関では、JPY・EURの弱さは確認できます。しかし、その他の通貨の方向性がつかみにくいため、優位性のある通貨ペアを見つけるのが困難な局面にあります。
本日は、カナダの失業率に注目しています。比較的堅調なCADへの影響を注視しています。