今日の環境分析 2022年4月4日

週末金曜日の米国の雇用統計は、市場予想を下回ったものの堅調な動きとなり、金融引き締め方向を容認する結果となりました。
朝方発表された日銀短観では、低調な数字となり金融緩和が継続することを確認する結果となりました。今回の調査は3月上旬によるものなので、現状のウクライナ危機の長期化や円高進行、資源相場の上昇などは十分に反映されていないと思われます。
このため、JPYは大幅下落の反動や年度切替わりの要因によって反発局面となっていますが、当面は最弱通貨を継続するものと思われます。

通貨相関からは、方向感のつかめない状況にあります。Mark’sTradeでも日足・4時間足ともにすべての通貨ペアでサインが発生していません。今週は、明日以降、重要な経済指標の発表が相次ぎます。サプライズには警戒しながらも、トレンドの発生を待ちたいと思います。

本日から、ボラティリティの欄を一部変更しました。30日平均対比から前日(実際は前々日)増減に変更しました。増減の数字は、21通貨中の上位下位5通貨を太字で表記しています。