今日の環境分析 2022年4月29日

昨日は、日銀が金融緩和の継続を強く表明したため円安が進み、USDJPYは130円を通過点に131円を付ける場面もありました。クロス円通貨が大きく上昇し、すべての通貨ペアで1%以上の上昇となりました。なかでも金融引き締めに積極的な環境にあるUSDJPY・CADJPYの上昇が目立ちました。

日銀は、金利上昇を何よりも警戒しており、国内経済の悪化より保有国債の評価損の拡大を回避したい内向きの姿勢にしかみえません。金融姿勢の維持を確認したことからJPYの買う理由を見つけることが難しくなってきました。

通貨相関では、圧倒的な弱さのJPYやEUR・GBPの弱さが目立っています。一方で、USD・CADの強さは継続しており、これら通貨の組み合わせに注目しています。

本日は、日本の祝日で休場のため、JPYの予想外の値動きに警戒したいと思います。国内機関投資家の不在の祝日には、JPYの流動性が低下するため一方通行になることが良くあります。月末最終日・週末でもあることから、ボラティリティの高さに警戒したいと思います。

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