豪CPI・米耐久財受注に注目!_4/24(水)

今日の環境分析 2024年4月24日

 昨日発表されたPMIは、欧州では事前予想を上回り、米国では予想を下回る結果となりました。なかでも米国の製造業PMIは4か月ぶりに景気の分岐点とされる50を下回りました。これを受けてEUR・GBPが上昇し、USDが下落することとなりました。USDJPYは155円を手前に高止まりの動きが続いています。その他のクロス円の上昇する動きをみると、USDJPYの動きは不自然に感じます。円買い介入への警戒感と日銀の金融政策の発表を前に、JPYは動きにくい局面にあります。

 通貨相関からは、JPY・GBPの弱さが継続しています。AUDはNZDとともに反発の動きを見せていましたが、対NZDでのAUDの強さが目立ってきました。CADは強さが継続しており、EUR・USDは中立的な動きになっています。JPY・GBPの売りを軸に通貨選択をしたいと思いますが、JPYは円買い介入への警戒から円売りポジションは持ちにくい状況にあります。

 強い通貨: CAD・AUD
 弱い通貨: GBP・JPY

 日足   : USD>CAD>AUD>NZD>EUR>GBP>JPY
 4時間足 : AUD>CAD>EUR>USD・NZD>GBP>JPY

 本日は、オーストラリアの消費者物価指数に注目です。足元の強さを維持することになるのか注目しておきたいと思います。また、カナダの小売売上高・米国の耐久財受注にも注意したいと思います。米国の耐久財受注は、昨日の製造業PMIに沿った動きになるのか注視しています。内容次第では、遠のいた米国の早期利下げ観測が高まる可能性があるので警戒したいと思います。