今日の環境分析 2024年4月15日
週末金曜日は、USDの強さが目立つ展開となりました。次いでJPYも堅調だった事から、ドルストレート通貨やクロス円通貨が大きく動きました。久しぶりに1日で1%以上動く通貨ペアが見られたことから、長く続いた収束の動きから発散に向けて動き出したと思われます。
通貨相関からは、USDの強さが継続し、つれてCADも堅調です。JPYが下位足で強さが戻ってきています。一方、EUR・GBPの弱さは上位足から下位足まで揃っています。AUD・NZDは弱さが目立つようになってきました。USDの買い、EUR・GBPの売りを軸に通貨選択をしたいと思います。
強い通貨: USD・CAD
弱い通貨: EUR・GBP
日足 : USD>AUD>CAD>EUR>GBP>NZD>JPY
4時間足 : USD>JPY>CAD>NZD・GBP>EUR>AUD
今週は、火曜日に英国の失業率とカナダの消費者物価指数(CPI)、水曜日に英国のCPI、木曜日にオーストラリアの失業率、金曜日に日本のCPIと英国の小売売上高に注目です。また、FRB高官の発言が相次ぐことから、その内容には警戒したいと思います。
本日は、米国の小売売上高に注目です。米国経済がインフレの高止まりのなか、数量ベースでみた個人消費の動向を確認したいと思います。また、USDJPYが153円台に入ってきていることから、いつ円買い介入が入ってもおかしくない状況にあります。しかし、米国経済の力強さを背景としたドル高の動きからUSDJPYは高値圏にありますが、その他のクロス円通貨は下落していることから円買い介入の時期が難しくなっています。今週は、どのタイミングで介入があるのかJPYの動きを注視していきたいと思います。