今日の環境分析 2023年3月1日

昨日は、2月最終日となり、小動きに推移しました。2月月間では、クロス円が上昇し、ドルストレート通貨の下落が目立ちました。日々の変動は高まってきているものの、方向感を決定づけるまでには到らない展開が続いています。一部の通貨で確認できたトレンドはすぐに否定する動きがみられるなど、市場全般の気迷い状態から脱するのが難しい状況にあります。

通貨相関からは、USD・EUR・GBPの強さとJPYの弱さが目立つことから、クロス円が堅調です。しかし、前回高値付近を前に失速する動きがみられます。JPYとともにマイナー通貨の弱さも継続しています。JPYを除くメジャー通貨の買い、JPYとマイナー通貨の売りの組み合わせで通貨選択をしていきたいと思います。

本日は、米国のISM製造業景況指数に注目です。米国においては、2月は雇用統計に始まり、好調な経済指標の発表が続きました。これを受けて、金融引き締めの長期化観測からUSDが堅調な展開となりましたが、ここ数日に発表された重要度は低いとされる指標ですが、景気減速を示す内容のものとなりました。重要度の高いISM製造業景況指数においても景気減速を示す内容であるとUSDは大きく変動する可能性が高まります。その他、午前中に、オーストラリアの消費者物価指数とGDP、中国のPMIが発表されます。AUDの値動きに注意したいと思います。

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