今日の環境分析 2023年1月6日
昨日も、米国の労働統計の一つであるADP全国雇用者数は予想を上回り、労働市場の逼迫を確認する結果となり、金利先高観からUSDの強さにつながりました。ドルストレート通貨の一部にトレンドの発生を確認できるようになりました。この動きが継続するか否かは今晩の雇用統計の内容次第と思われます。前日のFOMCの議事録では2023年中の利下げとする発言がなかったように、金融引き締めのペースダウンは続いても、金融緩和への転換は当面なさそうな状況にあります。このため、米国金利の高止まりがUSDの強さを維持するように思われます。
通貨相関からは、USD・CADの強さが目立ち、JPYの弱さが目立ちます。NZDの弱さは継続しています。上位足から下位足までの方向感が統一しておらず、一部の通貨ペアを除き明確なトレンドを確認するのは難しい局面にあります。レンジ内で短期のトレンド部分を獲りに行くのがデイトレでは良さそうです。スイングでは一部の通貨ペアにトレンドの発生を確認しており、徐々にポジションを増やしてきています。
本日は、米国の雇用統計に注目です。連日発表されている労働関係の経済指標は、労働市場の逼迫を示しています。本日の雇用統計でも同様の内容であれば、金利先高観からUSDの戻りの動きに警戒したいと思います。また、雇用統計の後に発表されるISM非製造業景況指数にも注目しています。さらに、EUの消費者物価指数、カナダの失業率にも注意しておきたいと思います。
今日の環境分析 2023年1月5日
昨日発表されたISM製造業景況指数は、2か月連続で50割れと景気後退懸念が強まりました。一方で、公表されたFOMC議事要旨では、インフレは想定より根強い可能性が高く、2023年中の利下げを見込む発言はなかったとの判断でした。また、JOLTS求人数では予想を上回り労働市場の逼迫確認から金利先高観が出るなど、米国経済にとって判断しずらい内容でした。JPYは再び売りがかさみ、USDJPYは昨年来の下落からの反発が強まりました。全般に、クロス円通貨中心に大きく動きましたが、反発に過ぎずレンジ内の動きにとどまっています。新たなトレンドの確認にまでは至っていません。
通貨相関からは、4時間足と日足の方向感の違いが出ています。下位足ではJPYが最弱通貨になりました。足元の動きが日足に波及するのか、上位足の調整の位置づけなのか判断していきたいと思います。明日の米国の雇用統計を前に方向感をつかみにくい展開が続いています。その中で、NZDの弱さが明確となっており、一部の関連通貨にはトレンドの確認をすることができます。
本日は、米国でADP全国雇用報告が発表されます。明日の雇用統計の前に昨日のJOLTS求人数同様に労働市場の逼迫を確認するのか否か、逼迫を確認するのであれば金利先高観が一層強まり、短期的にはUSDの強さにつながると思われます。
今日の環境分析 2023年1月4日
昨日は、日本の祝日で流動性が低下している中、日本時間にUSDJPYが急落し昨年5月以来の水準となる129円台に入る局面がありました。欧州時間に入るとEURの急落やUSDの反発からEURUSDやGBPUSDなどの下落が目立ちました。その後は反発するなど、ボラティリティは高いものの方向感のない動きとなりました。トレンドの発生しにくい環境にあるためスイングトレードには適しませんが、レンジ内の動きと考えると限定的な利益を追求するのであればデイトレには最適な環境かもしれません。
通貨相関からは、JPYの強さが継続しています。USDも短期的には反発の動きから強さを回復しつつあります。反対にEURの短期的な弱さが目立ち、NZD・CADなども弱さが目立つようになりました。クロス円の売り、ドルストレートの買い、EUR関連通貨の売りに注目しています。
本日は、米国のISM製造業景況指数や12月開催分のFOMC議事録の公表があります。内容次第では、金利上昇の反転との判断がされて目先的に強い状況にあるUSDの反落につながる可能性もあります。USDの動きには注意したいと思います。
今日の環境分析 2023年1月3日
あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
年末から年始にかけては、大きな動きはありませんでした。昨日は、ほとんどの金融市場が閉まっている中でFX市場は開場していましたが、クロス円が前年末からの動きを継続し、若干の下落が目立つ程度でした。スプレッドが大幅に乖離しているため、上下のブレの大きい値動きとなり、トレードには適さない環境になっていました。
通貨相関からは、上位足から下位足まで揃った動きになっています。JPYの強さが継続しています。日本はやっと金融緩和からの脱却が始まったばかりであることから、他の先進国の金融引き締めのペースの鈍化に伴い、JPYの相対的なモメンタムの強さを意識する年になりそうです。
今週は、水曜日に米国のISM製造業景況指数、木曜日未明のFOMC議事録公表、金曜日の米国の雇用統計に注目です。米国の金融引き締めのゴールを判断する材料として警戒したいと思います。本日は、日本とニュージーランドが祝日で金融市場は休場となります。しかし、朝8時時点で懸念していたスプレッドの拡大は見られないため、昨日とは違いデイトレにおいてはトレードチャンスが出てくるものと思われます。欧州時間の新年相場の展開に期待と思います。
今日の環境分析 2023年1月2日
あけまして、おめでとうございます。
本日は、ほとんどすべての国で金融市場は休場となります。
2022年のパフォーマンス報告
2022年は、合計22,266pips、月単位では2年連続で12勝0敗となりました。2020~2021年の3年間の実績を大きく上回りました。
しかし、2022年の中で5か月が1000pipsに達成することができませんでいた。トレンド発生時に大きくとれた分、その後のレンジ局面での収益の落ち込みが目立ちました。無理にレンジ局面で積極的エントリーしなかったことで負けトレードを回避することができ、結果的に年間では大きな収益を確保することができました。
2022年12月の運用実績
12月は、11月に大きくトレンドが発生した反動を受けて、Mark1によるトレンドのサインを確認する機会が少なくなりました。調整波を獲るMark2のサインが久しぶりに発生し、12月では一番大きな収益となりました。11月のポジションの多くを12月上旬まで保有していたことで、12月は月間として2022年の下から3番目の低水準になりました。エントリー回数は6回にとどまりました。
4勝2敗、勝率66.7%、平均収益53.9pips、保有日数4.8日、ペイオフレシオ2.124、プロフィットファクター4.25となりました。