デイトレードの実績_2022年11月第5週

今週から、デイトレードのノウハウについてもチャートに掲載しました。また、見送り場面も表示するようにしました。この1時間足のチャートを見るだけで、判断することができます。ノウハウは個別コンサルティングにて提供しています。ご興味のある方は、お問合せください。

11月第5週は、9通貨ペアで+663.3pipsとなりました。10回トレードし、9勝1敗、勝率90.0%です。今週は、3回サインを見送り、AUDJPY・AUDUSD・EURUSDの3通貨ペアはトレードがありませんでした。

今日の環境分析 2022年12月2日

昨日未明のFRB議長の利上げ幅縮小を示唆する発言が、USDの弱さを加速しました。USDJPYは約2%の大きな下落になりました。これを受けてドルストレート・クロス円が全般に大きく動き、いくつかの通貨ペアでは新たなトレンドの確認をすることができます。昨日もコメントしたように、利上げ幅の圧縮が方向感の転換につながっているようです。

通貨相関からは、NZD・JPYの強さが、USD・CADの弱さが継続しています。AUDは前日戻りの動きが見られていましたが、対NZDで弱さが顕著になってきました。欧州経済は、エネルギー価格の上昇鎮静化でインフレ懸念が減退してきており、ECBも利上げ幅を圧縮方向に向かうのではないかとの見解があります。このため、金利面からのEURの弱さは継続すると思われ、USD・CADに続く弱い通貨になってきています。円高・ドル安方向のポジションに注目しています。

本日は、米国の雇用統計が最大の注目です。FRB議長の発言を裏付ける内容になっているのか否かに注目です。結果次第では、USD安の動きが加速することも予想されます。ただし、週末でもあることから慎重な姿勢で臨みたいと思います。

今日の環境分析 2022年12月1日

今日未明に、米国のFRB議長は12月にも利上げ幅の縮小がありうると発言しました。次回のFOMCではこれまでの0.75%の利上げから0.5%の利上げに縮小されることが予想されます。これを受けてUSDが下落しました。これまでは、利上げ幅が通貨の強さにつながりましたが、USD・CADの動きにみられるように利上げ幅の圧縮が通貨の弱さにつながっています。

通貨相関からは、下位足で、GBP・EUR・USD・CADが弱く、JPY・NZD・AUDが強くなりました。前日の調整の動きは続かず、一時的なものとなりました。NZDの強さは継続しており、JPYは強さが戻り上位足に波及する可能性が高くなってきました。オセアニア通貨とJPYの買い、JPYを除くメジャー通貨の売りのポジションに注目しています。

本日は、米国のISM製造業景況指数に注目です。おそらく今朝のFRB議長の発言を裏付けると思われ、内容次第ではUSDの動きが加速する可能性もあるので警戒したいと思います。また、米国の個人所得・PCEデフレーターにも注意したいと思います。明日に米国の雇用統計を控え、徐々に米国の景気減速懸念を織り込む展開が想定されます。