昨日は、EUR・GBPが大きく反発しました。個別の通貨ペアで見ても、21通貨ペア中9通貨ペアが1%以上の変動となり、GBP系5通貨ペアは2%を超える動きとなりました。期末特有のポジション調整とみるのか、トレンドの転換とみるのか難しい局面になりました。Mark’sTradeでは、日足サインの発生を確認できるものが複数ありますが、期末要因を考慮して見送っています。英国の混乱が世界に波及しているかのようです。景気対策と金融政策の板挟みにある主要国の動向には警戒が必要です。
通貨相関からは、最強通貨と判断していたUSDが4時間足で最弱通貨となりました。ドルの独歩高への懸念が出てきた模様です。逆に、EUR・GBPの反転の動きが強まりました。下位足の動きが、単なる調整なのか、トレンド転換につながるのか、現時点で判断するのは困難な状況にあります。このため、通貨間の強弱から通貨選択するのは難しく、見送り姿勢で臨むのもありかなと思います。
本日は、中国のPMIや米国のPCEデフレーターに注目ですが、期末要因の需給関係に最も注目しています。ポジション調整の動きが強まると思われ、ボラティリティの高い展開が想定されます。先月は多くの通貨ペアで月越えのポジションを保有しましたが、今月はすべてポジションを決済しています。スイングトレードは見送りしています。デイトレードでは、ボラティリティの高さを警戒し、ポジション管理に気をつけながら臨みたいと思います。
カナダは、祝日で休場です。また、来週からオーストラリアがサマータイムに入ります。経済指標の発表が1時間前倒しになるので注意が必要です。ニュージーランドは今週からサマータイム入りしています。なお、欧州は10月31日、米国は11月6日にサマータイムが終了します。