9月に入った昨日は、東京時間からUSDJPYは上昇し、米国時間には24年ぶりとなる140円台に乗せてきました。ISM製造業景況指数が米国経済の堅調さを確認したことで、金融引き締め継続を見込んだUSDJPYの上昇を加速しました。EURUSDも1%を超える下落となり、20年ぶりの水準にまで下落しました。USDの強さが目立つ状況であり、USDJPYが上昇していてもその他のクロス円は上値が重い展開となっています。
通貨相関からは、USDの一強の動きになっています。このため、EURは4時間足ではUSDに次ぐ強さを示しているものの、EURUSDが大きく下落するなど、EURの堅調さが目立たない展開になっています。ドルを軸としたドルストレート通貨に注目したいと思います。マイナー通貨の中では、USDの強さに連れてCADの動きに注目です。GBP・NZDの弱さに加え、AUDの弱さも目立ってきました。
本日は、米国の雇用統計に注目です。先週のジャクソンホール会議におけるFRB議長の超タカ派発言を受けて、強気の動きをみせるUSDの行方に注目です。足元の経済指標では米国経済の堅調さを裏付ける内容が多く、雇用統計でも好調な数字が発表されれば、USDJPYはさらなる上昇が予想されるため警戒が必要です。週明け月曜日には、米国はレイバーデイの祝日で金融市場は休場となります。このため、連休前に発表される雇用統計を受けて、ポジション調整の動きが通常の週末よりも高まり、ボラティリティの高い展開が想定されます。スイングトレード以外では、週またぎのポジションは極力回避しておきたいと思います。