今日の環境分析 2022年7月13日

昨日は、EURUSDが1.0のパリティにまで達しました。Axioryでは1.0ちょうどまで達しましたが、1.0を割れるまでには到りませんでした。欧州経済がロシアの天然ガスとの関係から景気停滞懸念が一段と強まってきています。このため、ユーロ安の動きは継続していくと考えています。EURUSDの1.0割れは一旦は回避されましたが、1.0割れは通過点に過ぎないと考えています。割れた場合には、ポジション調整の動きから下振れの動きが加速する可能性が高いと思います。

通貨相関からは、USD・CADの強さ、EUR・GBPの弱さが継続しています。これら通貨を組み合わせた通貨ペアに継続して注目しています。また、JPYは再び強さが戻りました。このため、USDJPYが137円台をつけに行く局面でも、クロス円通貨は上値を追えず頭の重たい展開になりました。USDやEURを軸とした通貨選択が継続して望ましいと考えています。

本日は、21時30分に発表される米国の消費者物価指数に注目です。市場の注目度は先週末の雇用統計以上に高いため、どのような数値であっても発表後の反応は大きくなることが想定されます。発表時間前後の値動きに警戒したいと思います。デイトレであれば、同時間帯のトレードは回避した方が良さそうです。
また、11時にニュージーランドが、23時にカナダがそれぞれ政策金利の発表を行います。金融引き締めの方向にあるため、利上げ幅に注目です。