今日の環境分析 2022年7月6日

昨日は、久しぶりに大きな動きとなりました。複数の通貨で1%を超える変動となりました。前日米国が祝日の関係から閑散な市場となっていた反動が出たと思われます。しかし、動き出しが欧州時間の開始時間からで、かつ短時間で大きなトレンドを形成する動きを見せたことから、単なる反動ではなくトレンドにつながる動きではないかと思います。日足でサインを確認するには到っていませんが、複数の通貨がミドルバンドを下抜けており、方向感が転換した可能性があります。

通貨相関からは、USDが最強になっています。また、JPYの強さも目立っています。このため、USDJPYを除いた多くのクロス円やドルストレートに動きが出てきています。EUR・GBPの弱さも目立っています。多くの通貨が短期足から上位足まで方向性が揃ってきており、やっとトレンドの発生が始まりそうな状況になってきました。

本日は、日本時間明日未明3時に発表されるFOMC議事録の公表内容に注目しています。多くは織り込み済の動きになっていますが、足元のUSDの動きにどう影響を与えるのかに警戒していきたいと思います。また、23時の米国ISM非製造業景況指数にも注目しています。より足元の米国経済の動向を把握する点で、本日限定でFOMC議事録公表よりも重要な指標になるかもしれません。

(参考)上記内容を音声で確認されたい方はこちら。テスト的に作成してみました。継続するかどうかは未定です。