今日の環境分析 2022年4月7日

本日未明に発表のあった米国FOMC議事要旨の公表では、サプライズはなく前日の金融当局の発言を裏付けるもので、金融引き締めの強化を確認するものとなりました。USDの上昇の方向性を再確認する結果となりました。

全般にボラティリティが低下してきており、方向性をつかみにくい状況にあります。昨日サイン発生を確認した複数の通貨ペアも、1日で決済サインを確認することになりました。
マイナー通貨の強さ、メジャー通貨の弱さが継続しており、これら通貨ペアの組み合わせに注目しています。一部の通貨ペアでは頭の重い動きもありますが、トレンドが継続しています。

今日の環境分析 2022年4月6日

昨日は、RBAのコメントへの反応からAUDが大きく上昇しました。ウクライナ情勢に関連し今後は資源相場の高値安定が想定されるため、豪州経済の堅調さを反映した金融引き締めの強まりが連想されました。クロス円通貨ペアは、先月後半の急上昇からの調整に一服感が出てきました。明確なトレンド回復にまで至っていないので、買いサインと判断するまでに至っていません。EURは、ロシアへの制裁強化の方向性から欧州経済全般への懸念から弱さを継続しています。これを受けて、いくつかのEUR関連通貨ペアは、日足ベースでのサインを確認できるようになりました。

通貨相関からは、JPY・EUR・GBPの弱さが目立っているため、これら通貨と組み合わせた通貨ペアに注目しています。

本日は、日本時間の明日未明に米国FOMCの議事要旨(3/15-16開催分)が公表されます。金融引き締めの方向性を裏付けるコメントがあるのか注目しています。内容次第では、再びUSDの強さを加速するかもしれないので警戒しています。

今日の環境分析 2022年4月5日

昨日は、欧州時間からウクライナ情勢を反映して、EURの弱さが目立ちました。GBP・JPYとともに弱い状況が続く一方、マイナー通貨の強さが戻ってきました。USDを除いて、上位足から下位足まで方向性が揃ってきています。

日足ベースでのトレンド発生は見られませんが、4時間足では半分ほどの通貨ペアにトレンドの発生を確認できます。上位足へ波及していくのか注目していきたいと思います。

今週から、オセアニア市場は冬時間に入っています。このため、従来よりも1時間遅く経済指標の発表が行われます。
本日は、13時30分のオーストラリアのRBA政策金利の発表があります。声明文に金融引き締め姿勢の変化がみられるか注目です。

今日の環境分析 2022年4月4日

週末金曜日の米国の雇用統計は、市場予想を下回ったものの堅調な動きとなり、金融引き締め方向を容認する結果となりました。
朝方発表された日銀短観では、低調な数字となり金融緩和が継続することを確認する結果となりました。今回の調査は3月上旬によるものなので、現状のウクライナ危機の長期化や円高進行、資源相場の上昇などは十分に反映されていないと思われます。
このため、JPYは大幅下落の反動や年度切替わりの要因によって反発局面となっていますが、当面は最弱通貨を継続するものと思われます。

通貨相関からは、方向感のつかめない状況にあります。Mark’sTradeでも日足・4時間足ともにすべての通貨ペアでサインが発生していません。今週は、明日以降、重要な経済指標の発表が相次ぎます。サプライズには警戒しながらも、トレンドの発生を待ちたいと思います。

本日から、ボラティリティの欄を一部変更しました。30日平均対比から前日(実際は前々日)増減に変更しました。増減の数字は、21通貨中の上位下位5通貨を太字で表記しています。

2022年3月のパフォーマンス報告

3月は、月前半はダマシ局面で損失を重ねる場面がありましたが、中旬以降はクロス円通貨中心にトレンドが明確になり、4,554pipsと大きく収益をあげることができました。2年前の3月に次ぐ高水準の収益となりました。2年前は新型コロナの世界的な蔓延にともなう金融市場の混乱、今回はロシアのウクライナ侵攻による世界経済不安、と大きなマクロ要因では明確なトレンドが発生することを再確認することになりました。

25勝8敗、勝率75.8%、平均収益+138.0pips、保有日数5.5日、ペイオフレシオ3.459、プロフィットファクター10.81となりました。

Mark2のポイントが1回ありましたが、ダマシになりました。
月前半の利確ポイントではサイン通りに決済していますが、裁量でサインの発生前に利確できる場面が多くあり、収益を上積みすることは可能でした。

2か月連続で大きく収益を上げることができましたので、4月はトレンドの調整の動きが強まれば月間目標とする+800pipsには及ばない可能性が高いと考えています。

スワップ一覧_2022/4/2(Axiory/BigBoss/XM/Titan/HotForex/外為ファイネスト)

先週は、日銀の買いオペによりクロス円通貨ペアの上昇が目立ちました。金融緩和継続の日本に対して、金融緩和から脱却の動きが強まってきていることを反映しています。
しかし、過熱感の伴う動きになったためか、BigBossではロングとショートではスワップポイントのプラスマイナスが逆転しました。BigBossでは、中長期的なマクロ環境面よりも、こうした短期的な値動きを反映したスワップ方針が取られることが多くあります。このため、スイングトレードで日をまたぐポジションを保有する際には、スワップの状況を確認することが必須となります。

今日の環境分析 2022年4月1日

昨日は年度末でもあり、調整の動きを強めました。なかでもクロス円は+1σを越える位置でのバンドウォークの動きから、+1σを割りこんできました。目先、ミドルバンドまでの調整も考えられるため、調整後の反転、もしくはトレンドの転換を模索する動きとなりそうです。

3月の月足は、大きなヒゲをつけました。長期的な観点から、方向感が転換したかに警戒したいと思います。また、本日の動き次第ですが、週足も大きなヒゲのあるピンバーを形成しそうです。方向転換の可能性を踏まえて臨みたいと思います。

本日は、日銀短観や米国雇用統計に注目です。年度初め、週末でもあり、見送り姿勢で臨みたいと思います。