先週末から今日まで、多くの国でイースター休暇に入っています。
イースター(イエス・キリストの復活記念日)、日本語では復活祭です。
早く普通の日常が復活することをお祈りしています。
先週末の金融市場の流動性は大幅に低下しました。
ボラティリティは年末のクリスマス休暇時並みの水準まで低下し、スプレッドも通常よりも広い状態で推移していました。
本日月曜日は、米国以外のキリスト圏国家の金融市場が休場しています。
このため、米国時間までは大きな動きがなさそうです。
週明け月曜日の朝は、大きな窓をあけることなく、おとなしく始まっています。
一部の通貨では、4時間足と日足の方向感が一致しだしてきており、週足の調整波の動きが出てきています。
今週は、週足のレンジ内での日足・4時間足のトレンドに注目していきたいと思います。
いくつかの通貨では、新たなトレードチャンスが生じてきています。
目先の動きにとらわれず、大きな流れに乗る
本日(2020年4月12日)の日本経済新聞コラム「私の履歴書」に書かれていた言葉です。
私の履歴書は、月替わりで、著名人がご自身の経験を語るコラムです。
今月は、出光興産元社長の天坊明彦氏が担当しています。
1985年9月のプラザ合意に直面した際、同氏は金融担当の業務をしていました。
プラザ合意は米ドル高是正を意図したもので、米ドルは220円から急激な円高が進みました。
掲題は、同氏が複数の銀行の大物為替ディーラーに対応策をヒアリングした結果、共通していた言葉だそうです。
新型コロナの影響で、感染状況に心配する日々が続いています。
目先の景気停滞は大変ですが、コロナ後の構造変化を今から考えておくべきです。
グローバル体制の見直しや産業構造の変化など、大きな変化が想定されます。
トレードにおいては、こうした変化を月足ベースに反映させて読み取るべきです。
その上で、日足ベース以下の短期足でのトレードに活かしていきたいものです。
しかし、
ご自身の健康は、目先の動きにとらわれてください。
友人知人と直接集うことはできなくても、今まで以上につながりを深く感じていませんか?
自分の身を守ることが、周りを守ることにつながると思います。
4月第2週の決済トレード
4月第2週は、決済トレードはありませんでした。
1月第2週以来の決済トレードなしの週でした。
週後半から複数のポジションを継続保有しているので、第3週には決済できるものと思います。
スワップ一覧(Axiory/BigBoss/XM) 2020/4/11
XMでは再びすべての通貨ポジションでマイナススワップになりました。
Axiory・XMともにCAD系の大きな変化が目立ちます。
BigBossは依然として変化しておらず、毎週フォローするようになって1か月以上同じ水準にあります。
プラススワップも多いことから優位性が認められますが、まったく変化していないことを懸念しています。
時間帯別ボラティリティ 2020年4月第2週
高いボラティリティが続いていますが、ピークは過ぎたようです。
すべての時間帯で、前週よりも低下しています。
それでも、通常の水準よりも高い状況にあります。
大きな収益機会が続いていますが、それは同時に大きな損失の可能性もあります。
ボラティリティに対応した資金管理を徹底して、取り組んでいただきたいと思います。
2020年4月10日の環境分析データ
昨日、ユニクロのファーストリテイリング社の2月期の決算発表がありました。
柳井会長からは「戦後最大の人類の危機だ」とのコメントが発せられています。
同社の決算発表で、8月期の利益は38.5%減少する見通しとのことです。
株価は、株価収益率(PER) × 一株当たり利益(EPS) で表示することがあります。
利益の38.5%減少は、PERに変化がないと仮定して、株価の38.5%下落を意味します。
このように企業決算において、大きな利益の減少は株価の下落につながります。
また同社の株式は、日経平均株価の価格形成において重要な位置づけにあります。
その結果として、為替市場、なかでもUSDJPYには影響を与えるので注意が必要です。
本日から月曜日までは、キリスト系国家がイースター休暇に入るため、為替市場の流動性は低下してくることが想定されます。
新型コロナの影響で急激に拡大したボラタイルな動きが落ち着いてきていますが、市場参加者の少なさから予期せぬ値動きには警戒したいと思います。
4時間足のトレンドが徐々に日足に波及してきています。
週足と逆方向の動きが本格化しつつあり、週足の調整波の動きを強めています。
週明け、イースター休暇明けの動きを見越して、今日の相場に取り組むようにすることをお勧めします。静観するのもありかもしれません。
2020年4月9日の環境分析データ
中国武漢で封鎖解除から発表され、ハイテク企業や自動車の工場が生産を再開してきています。一部の国では感染拡大ペースの鈍化が確認されるなど、終息の兆しが見えてきていることは本当に喜ばしいことです。
昨日TVのインタビューで、新橋のサラリーマンが「絶対に生き残る!」と力強くコメントしていました。
みなさんも自分の身を守ることを最優先にお過ごしください。
日足のレンジ局面は続いていますが、値動きが収束してきています。
4時間足ではトレンドが出始めている通貨もあります。
日足で明確なトレンドが発生していなくても、上位足の重要抵抗線まで値幅がある場合には、トレードチャンスはあると判断しています。
中国経済の回復への期待感からAUDは戻り局面にあり、4時間足では最強通貨になってきました。全般に上位足と逆行する動きが強まってきていますが、戻りのめどを水平線やフィボナッチなどを利用して見極めておくことが重要です。
2020年4月8日の環境分析データ
昨日午後、人気ブログランキングに参加して初めて1位(スイングトレード部門)を獲得しました。(4月8日8時現在2位)
いつも応援していただき、ありがとうございます。一層の充実を図っていきますので、引き続き応援をお願いします。
昨日は日本で非常事態宣言が発せられました。
読者の皆さんも不自由なことと思いますが、感染しないことを第一にお過ごしください。
トレーダーにとっては、勉強時間と思い検証作業に時間を費やすことが一番です。
日足のレンジ局面が続いています。
新型コロナ感染の推移と終結後の景気低迷を見越したような動きです。
当面は、日足レンジ内で4時間足のトレードに専念した方が良さそうです。
短期的には上位足の方向と逆行する動きが目立っているため、利益を伸ばすことより利益を確保することを優先したトレードが望まれます。
ボラティリティは3月のピーク対比減少していることにも留意してください。
2020年4月7日の環境分析データ
日足のレンジ局面は続いていますが、4時間足でトレンドが発生する通貨がドル系中心に目立ってきました。
まだ収束している通貨も多いため、次のトレンド発生通貨を探す時間は十分にあります。
目先の動きは、新型コロナの感染状況を反映したような動きです。
米国のピーク観測、英国首相の感染症状、日本の緊急事態宣言など、そのまま通貨の強弱に表れてきています。
値動きがテクニカルで説明できるかどうか確認しないと、思惑的な動きで逆行することもあるので注意が必要です。
本日、オーストラリアの貿易収支・RBA政策金利が発表されます。
冬時間への移行により、発表時間が今月から1時間遅れになっていることに注意してください。
2020年4月6日の環境分析データ
依然として、日足レンジの中で4時間足の収束の動きが続いています。週末のボラティリティはすべての通貨が30日平均対比を下回りました。
ボラティリティの落ち着きのようにみえますが、収束から発散の動きに変化してくれば、再び大きなボラティリティになる可能性があります。
通貨相関ではUSDの強さとAUDの弱さが目立っています。CADやEURは反転の動きがあり注意が必要です。
コロナ感染に伴う自粛疲れがあるように、相場の大きな変動にも自粛のような落ち着きを取り戻す動きがあり、現在はその局面と判断できます。
世界経済の停滞に伴う各国経済の回復潜在力の強弱感は、通貨の値動きが示してくれます。通貨の強弱を意識した通貨選択が必要です。