今日の環境分析 2023年12月27日

 昨日は、米国を除いた主要国でクリスマス翌日の祝日となったため、閑散な市場が続きました。ボラティリティは低水準にとどまり、小動きに推移しました。米国市場が再開したことで、米国時間から若干の動きがみられますが、大きな流れにはつながっていません。

 通貨相関からは、JPYの強さ、USDの弱さが継続しています。マイナー通貨の強さ、JPYを除くメジャー通貨の弱さは継続しています。下位足ではNZDに調整の動きが見られる点には注意したいと思います。一部の通貨ペアでは下位足で収束の動きを強めており、発散が間近いと考えられ、大きな動きにつながる可能性に警戒したいと思います。最強通貨のJPY、最弱通貨のUSDを軸とした通貨選択をしたいと思います。

 強い通貨:JPY・NZD・CAD
 弱い通貨:USD・EUR・GBP

 日足   : JPY>NZD>CAD>AUD>EUR>GBP>USD
 4時間足 : JPY・NZD>CAD>AUD>EUR>GBP>USD

 本日は、朝方、今月18ー19日に開催された日銀金融政策決定会合における主な意見が公表されます。19日の日銀総裁会見の場において、ゼロ金利解除の議論の有無についての質問に対し、主な意見公表を確認するように総裁は返答しています。このため、この意見公表の内容に注目が集まっています。内容次第では、大きくJPYが動く可能性もあるので警戒したいと思います。本日から欧州勢も市場に復帰します。徐々にボラティリティの高い展開になってくることが想定されるため、市場の変動には注意して臨みたいと思います。