先週末金曜日は、日本が週明け月曜日が祝日の3連休になるため、下落を続けていたクロス円通貨を中心にポジション解消の動きが強まりました。前月比と前日比の方向性で顕著な違いを確認できます。これら反発の動きは週足や日足のミドルバンドを意識した動きになっているため、目先の反動がどこまで続くのか注目しています。一時的な反動であることが確認できれば、大きなトレンドを期待することができると思います。現在、Mark’s Tradeのスイングでは、USDやCAD関連の複数の通貨ペアにトレンドの継続を確認しています。
通貨相関では、USD・CADの弱さが継続しています。JPY・EUR・GBPは下位足で調整の動きになりました。AUD・NZDは堅調な動きになっており、全体として方向感を判断するのが難しい展開になっています。USDの弱さは継続していることから、本日もUSDの売りを軸とした通貨選択を継続したいと思います。
今週は、先週に比べて重要度は低いですが、それぞれ金融政策の方向性に大きな影響を与える経済指標の発表が控えています。火曜日のオーストラリアのRBA議事録の公表とカナダの消費者物価指数や米国の小売売上高、水曜日の英国の消費者物価指数、木曜日のオーストラリアの失業率、日本の全国消費者物価指数や英国とカナダの小売売上高に注目です。カナダと英国で消費者物価指数と小売売上高の発表があるため、CAD・GBPの動きに警戒が必要です。
本日は、日本が祝日のため金融市場は休場となります。先週末のクロス円の反発の動きが続くのか、再び円高方向に向かうのか、日本時間の流動性の薄い時間帯の値動きに注意したいと思います。デイトレードでは、欧州時間に入ってからの値動きを確認してからトレードの機会を探りたいと思います。