今日の環境分析 2023年2月20日

週末金曜日は、小動きに推移しました。USDJPYは一時135円を付けましたが、米国が連休前の週末であることからポジション調整の動きがみられました。EURUSDはレンジからの脱却の動きがみられましたが、再びレンジ内に戻ってきました。このように方向感のない展開が継続しています。Mark’s Tradeのスイングトレードではマイナー通貨ペアの一部にサインの確認ができるだけで、ほとんど様子見の展開が続いています。

通貨相関からは、USDの強さが継続しており、EURの強さも目立つようになってきました。また、JPYは再び強さを示す動きを見せてきており、今後の展開に注目です。マイナー通貨全般に弱いため、メジャー通貨買い・マイナー通貨売りのポジションに注目しています。

今週は、水曜日(日本時間木曜日未明)に米FOMCの議事録が公表されます。通常であれば今週最大の注目材料です。しかし、これ以上に市場で警戒して注視しているのが、金曜日(時間未定)に予定されている、日本銀行の次期総裁と副総裁の衆議院における所信聴取となります。今後の日本の金融方針を決定づける内容となるので、これに向けてJPYの動きには警戒したいと思います。そのほか、火曜日には欧米各国・地域のPMI、カナダの小売売上高、水曜日にはニュージーランドの政策金利、金曜日には日本の全国消費者物価指数が発表されます。今週半ばから後半にかけて重要なイベントが続くため、大きな動きの発生には警戒が必要となります。また、本日は米国とカナダが、木曜日は日本が祝日で金融市場は休場となります。市場の流動性の変化にも注意が必要です。