今日の環境分析 2023年2月17日

昨日発表された米国の生産者物価指数は、事前予想の前年同月比+5.4%を大きく上回る+6.2%となりました。このところ発表される米国の経済指標は、インフレ継続を示唆するものが多くなっています。このため、3月のFOMCでは+0.25%の利上げで金融引き締めの終了と予想されていましたが、+0.50%の利上げや利上げ継続を否定できないと予想する投資家が徐々に増えてきました。こうした動きを受けて、米国金利は上昇し、USDは堅調な展開となりました。

通貨相関からは、USDの強さが確定しつつあります。USDの強さの回復とともにJPYの弱さが目立つようになってきました。GBP・NZD・AUDも弱くなっており、EURが若干強含んでいるもののUSDの独歩高になりそうな動きになってきました。米国のファンダメンタルズに裏付けられているため、ドルストレート通貨を中心に注目していきたいと思います。

本日は、英国の小売売上高に注目です。EUR対比でGBPの動きが弱いため、この流れが継続するのか反転するのか注意したいと思います。週明け月曜日は、米国とカナダが祝日で金融市場は休場となります。このため、週末でもある本日はポジション調整が想定されるため、早めの決済を心がけたいと思います。

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