今日の環境分析 2023年1月30日

前週末は、今週に予定されている主要国・地域の金融政策の発表を前に、小動きの推移となりました。全般にボラティリティが低下し、方向感のつかめない展開が続いています。

通貨相関からは、AUDの強さが継続しており、USD・EUR・JPYの弱さが目立ちます。日足と4時間足の方向性が連動してきており、週半ば以降の重要な経済指標の発表までに、トレンドが確定していくのか注目しています。トレンドの発生が確認できるのであれば、経済指標の方向性は同じになると思われ、発表後の動きは加速することが想定されます。このため、これらの動きには警戒しておきたいと思います。

今週は、重要な経済指標が続きます。なかでも水曜日(日本時間木曜日未明)の米国、木曜日の英国と欧州に発表される金融政策が最大の注目です。金曜日には米国の雇用統計も重要な経済指標となります。週前半は、重要な経済指標の発表を前に様子見の展開が続くと想定しています。指標発表後は、内容に沿った動きが強まると考えています。米国のように利上げ幅の圧縮が確認されると金融引き締めのゴールが確認できるため、USDの弱さが強まると思われます。欧州・英国は利上げ幅を圧縮するのか否かに注目です。米国に比べてインフレ抑制が浸透しているとは思われず、金融引き締めのゴールが見えない点から、USDに対してEUR・GBPの相対的な強さを確認することになると思われます。
本日は、中国が春節明けとなります。コロナから脱却した中国経済が世界経済に与える影響を今後注目していきたいと思います。

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