今日の環境分析 2022年12月22日

昨日は、前日の急激な円高の動きを受けて、いったんは調整の動きを見せましたが、大きな反発にはならず、全般に小動きに推移しました。円高への方向感を模索する動きが続いていると思われますが、日銀の政策変更はこれからの円高を示唆していると思われます。また、AUDの反発からAUD関連通貨が大きく動きました。連日、日足のミドルバンド(20SMA)を抜ける通貨ペアが出てきており、領域の転換を確認する動きになってきています。その典型が、前日まで強い動きを見せていたNZDの反転の動きにつながりました。

通貨相関からは、JPYの強さ、GBPの弱さが目立ちます。その他の通貨は4時間足で上位足と方向感が異なり、目先の動きが上位足に波及するのか、単なる調整なのか判断する局面にあります。個別の通貨ペアでは、4時間足ではトレンドを確認することができるものが多くなってきており、個々の確認が必要になってきています。クロス円の戻り目、ドルストレート通貨の発散待ちの動き、GBPの弱さに注目したいと思います。

本日は、英国と米国でGDPの発表がありますが、確報値なので大きな影響はないと思います。クロス円通貨の再度の動き出しに注目しています。