今日の環境分析 2022年12月20日

昨日は、大きな材料がないなか小動きに推移しました。市場のボラティリティも低下し、特に米国時間の落ち込みが目立っています。クリスマスから年末に向けての調整局面に入ってきたようで、方向感のない展開が続いています。Mark’s Tradeでも7時時点で、日足でMark2が1通貨、4時間足でもMark1で2通貨ペアしか、サインを確認することができません。本日の日銀の発表でサプライズのない限り、年内はこうした方向感のないレンジ局面が続くと想定されます。

通貨相関からは、マチマチの展開になっています。上位足と下位足の方向感が揃っていない状況にあり、強弱感の判断が難しくなっています。昨日同様、見送り姿勢を継続していきたいと思います。

本日は、日本銀行の政策金利が発表されます。市場で予想する現状維持との見解でほぼ間違いないと思います。しかし、昨日もコメントしたように、このタイミングでサプライズがあれば市場インパクトは膨大なものになると思われるので、警戒スタンスも維持しておきたいと思います。また、日銀総裁の記者会見において、政府当局の経済対策との関係から、金融政策に何らかの影響のある発言があるかもしれません。その場合には、市場への影響も大きいので、注意したいと思います。
オーストラリアRBAの議事録公表やカナダの小売売上高にも注目です。発表時間帯の関連通貨の値動きを注視したいと思います。