約1週間、小動きに推移しています。今晩の米国の消費者物価指数の発表を控えて様子見気分が極まっているため、発表後の大きな動きに警戒しています。日足では、いくつかのメジャー通貨ペアは、レンジの上下限に位置しており、レンジ抜けするのか反転するのか、判断するのが難しい局面にあります。トレンドの発生を確認できるのを待っています。
通貨相関からは、GBPとNZDの強さ、CAD・JPYの弱さが目立ちます。上位足から下位足まで方向感が揃っており、トレンドの発生を予感する動きになってきています。この方向感も、今晩の消費者物価指数の内容次第では、大きく変化する可能性があります。大きなイベントを控えているときは、イベントの内容を消化できるまで待ちたいと思います。
本日は、22時30分の米国の消費者物価指数が最大の注目です。現在の為替市場において、雇用統計やFOMCよりも市場インパクトの大きい存在になっています。このため、指標発表前後の動きには警戒しておきたいと思います。そのほか、英国の失業率やBOE金融安定報告書、ドイツのZEW景況感調査にも注目しています。ともにGBP・EURへの影響を注視したいと思います。