今日の環境分析 2022年12月7日

昨日は、市場全般に落ち着いた動きのなか、調整の動きが見られました。昨日発表されたオーストラリアの政策金利は、事前予想通りの+0.25%の利上げとなる3.1%となりました。さらに利上げを行うことを想定しているとコメントしました。しかし、大きなサプライズがなかったためAUDの方向感に変化はありませんでした。

通貨相関からは、4時間足で調整の動きが見て取れます。JPYが弱く、USDが強くなっています。足元の米国の経済指標の強さを見て、USDの反転の動きとなりました。USDJPYに関しては、一旦の円高方向の動きが終わりかけているかのようにも見られます。再び円安方向に向かうのか、調整の動きが継続するのか注目です。EUR・GBPの強さ、AUD・CADの弱さが継続しています。これらを組み合わせたマイナー通貨は堅調です。メジャー通貨は、4時間足で収束の動きを強めているため、発散に向けた準備段階に入っています。トレンドの発生の確認を待ちたいと思います。

本日は、カナダの政策金利に注目です。昨日のオーストラリア同様、利上げ幅を圧縮しているためCADの弱さが継続しているなか、本日の政策金利の発表時にはトレンドが継続するのか反転するのか注目しています。