今日の環境分析 2022年12月1日

今日未明に、米国のFRB議長は12月にも利上げ幅の縮小がありうると発言しました。次回のFOMCではこれまでの0.75%の利上げから0.5%の利上げに縮小されることが予想されます。これを受けてUSDが下落しました。これまでは、利上げ幅が通貨の強さにつながりましたが、USD・CADの動きにみられるように利上げ幅の圧縮が通貨の弱さにつながっています。

通貨相関からは、下位足で、GBP・EUR・USD・CADが弱く、JPY・NZD・AUDが強くなりました。前日の調整の動きは続かず、一時的なものとなりました。NZDの強さは継続しており、JPYは強さが戻り上位足に波及する可能性が高くなってきました。オセアニア通貨とJPYの買い、JPYを除くメジャー通貨の売りのポジションに注目しています。

本日は、米国のISM製造業景況指数に注目です。おそらく今朝のFRB議長の発言を裏付けると思われ、内容次第ではUSDの動きが加速する可能性もあるので警戒したいと思います。また、米国の個人所得・PCEデフレーターにも注意したいと思います。明日に米国の雇用統計を控え、徐々に米国の景気減速懸念を織り込む展開が想定されます。

コメントを残す