今日の環境分析 2022年11月16日

昨日は、米国の生産者物価指数が市場予想を下回り、USDJPYは一時急落しました。この動きは持続性はなかったものの、先週来の安値付近での下値模索の動きが続いています。先週の消費者物価指数に続く物価指数の下振れで、インフレ鎮静化の確認の動きが強まりました。米国の金融引締めのゴールが見えてきつつあるため、金利差を背景としたドル買いの動きは弱まると考えます。昨日注目していたAUDUSDやNZDUSDは1%近い上昇となり、日足・4時間足で上位の動きとなりました。

通貨相関からは、USD・CADの弱さ、AUD・NZDの強さが目立ちます。JPYの強さは一服しているようで、EURとともに中立的な動きになっています。また、徐々にGBPの弱さが長期化する動きに警戒したいと思います。ドルストレート通貨を中心に注目していきたいと思います。

本日は、英国とカナダで消費者物価指数、米国で小売売上高に注目です。英国とカナダのインフレ状況の確認から、大きく動く可能性があるので警戒が必要です。また、英国・EU・米国と金融当局の発言が多数あります。それぞれに過剰反応することも想定しておく必要があると思います。本日は、ボラティリティの高い展開を想定しています。

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