今日の環境分析 2022年11月15日

昨日は、前週末の大きな動きに反発しました。日足の騰落率は月足の騰落率と反対方向にあることで判断することができます。今週は、米国金融当局の発言がほぼ毎日のように予定されています。昨日もFRB理事の発言を受けての動きでした。大きなトレンドが発生してきたと考えているので、短期的な変動はあっても方向感に変化はないと考えています。

通貨相関からは、JPYの強さ、USDの弱さが継続しています。ともに4時間足・日足の水準での判断ですが、下位足の動きが徐々に週足・月足に波及していくと判断しています。また、AUD・NZDの相対的な強さが目立ってきました。EUR・GBPは中立的な動きにあるので、オセアニア通貨に対するドルストレートに注目したいと思います。

本日は、オーストラリアのRBAの議事録公表と英国の失業率、NY連銀製造業景気指数に注目しています。また、米国金融当局の発言が多く予定されているため、来月のFOMCに向けた金融引締めペースの緩和を裏付ける内容か否か注目しています。本日から明日までG20首脳会談が行われます。目先の影響はないにしても、米中間の関係やロシア関連など、大局観としての方向感に変化がないか警戒しておきたいと思います。