今日の環境分析 2022年11月4日

昨日、イングランド銀行は、政策金利を+0.75%と8会合連続して利上げし年3%となりました。景気後退の長期化するとコメントしました。インフレ抑制が急務となっています。英国経済の悪化懸念を受けて、GBPが下落しました。4時間足では多くの通貨にトレンドを確認することができます。さらに、多くの通貨ペアで昨日、日足のミドルバンドを抜けました。日足環境のトレンド変化には到りませんが、売り・買いの領域が変化してきている事に注意したいと思います。

通貨相関からは、USDの一強の状態に戻りつつあります。世界的な景気悪化懸念の中で、米国経済の相対的な強さがUSD高を支えています。日銀のスタンスに変化の兆しが見られるため、JPYの強さにつながってきています。GBPが大きく下落したため、EURGBPは前日比+1.39%上昇しましたが、EURの弱さも確認できます。AUDとともに3弱通貨と判断しています。JPY・USDの買い、EUR・GBP・AUDの売りを組み合わせたポジションに注目しています。

本日は、米国の雇用統計が最大の注目です。今回の内容次第では、12月のFOMCの利上げ幅が縮小されるか否かを判断することができます。大きな動きがあることを想定した上で臨みたいと思います。
なお、来週から米国は冬時間に入ります。1時間時間帯が遅くなります。MT4で4時間足を利用している場合は、切替わり時間に注意してください。現在の2時・6時・10時・14時・18時・22時が、それぞれ3時・7時・11時・15時・19時・23時になります。週末に、MT4の設定時間の確認をお勧めします。