今日の環境分析 2022年8月25日

今日から開催されるジャクソンホール会議を前に様子見の動きが続きました。日足ではいくつかの通貨ペアでトレンドが発生していますが、現時点では力強い動きは確認できない状況にあります。全般に方向感のない展開となり、4時間足ではまったくトレンドを確認できない状況にあります。だからといって収束感を強めているわけでもなく、発散する動きが近いとも判断できません。明日のFRB議長の講演までは動きづらい展開になっています。

通貨相関からは、USDは前日の急落で短期的な調整の動きを見せていますが、強い通貨群に位置していると判断しています。マイナー通貨が上位足から下位足まで強い展開になっている一方、JPY・EUR・GBPが弱い動きになっています。USDは目先は明日までは方向感をつかみにくい状況にありますが、その他の通貨は強弱が明確になってきています。これらの通貨の組み合わせに継続して注目していきたいと思います。

本日から、ジャクソンホール会議が開催されます。金曜日のFRB議長の講演に最も注目されていますが、開催中には他の金融当局の発言にも警戒しておく必要があります。市場が方向感のない展開にあるため、ちょっとした材料でも過度の反応をする可能性があります。また、21時30分の米国の第2四半期GDPと個人消費に注目です。今回は改定値の発表ですが、経済指標に敏感な市場になっていることから、発表時間帯の値動きには注意したいと思います。

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