今日の環境分析 2022年8月19日

昨日発表された8月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は、予想の-5.0に対し+6.2と5か月ぶりの上昇となり、7月の-12.3からは大幅な上昇となりました。これを受けてUSDが上昇しました。全般には、小動きとなりました。日足のMB(20SMA)を前日にまたいだ通貨ペアの多くが再び反対方向に向かい、気迷いの動きに戻りました。USDの強さを受けて、EURUSD・GBPUSDの下落が目立ちました。なかでも、EURUSDは再びパリティ割れに向けての動きと判断しています。

通貨相関からは、USDの強さが目立ちます。日足ベースでの順位も前日より1つ上げており、上位足から下位足までの方向感が揃いつつあります。JPYは、日足で最強、日足以外の時間軸では最弱通貨になっています。足元の動きが日足に波及してくるのか注目しています。EUR・GBPの弱さは継続しています。マイナー通貨は再び方向感をつかみにくい状況にあります。これらのことから、USDの一強になる可能性が高く、ドルストレート通貨に注目しています。

本日は、日本の消費者物価指数に注目です。また、英国とカナダの小売売上高にも注目です。消費動向に注目が集まっているため、インフレ動向を判断し金融政策への影響度合いを図っていきたいと思います。週末でもあることから、大きく動きにくいとは思いますが、EURUSDのパリティ割れに注目しています。