週末は、株式やFXなど買戻しの動きから大きく反発しました。しかし、ウクライナ情勢の進展が見られない現状では、トレンドを形成するまでには到らないと考えています。
週明けは、窓開けの動きで始まりました。少しずつウクライナ情勢の終結とその後の状況を見越す動きが出てくると思われます。それまでは、金融政策の方向性からの動きはペンディングと考えています。
今週は、オーストラリア・カナダの政策金利や米国雇用統計など、重要な経済指標の発表が相次ぎます。トレンド転換へのきっかけとなる材料になりうるので、経済指標には注意していきたいと思います。
スワップ一覧_2022/2/26 (Axiory/BigBoss/XM/Titan/HotForex/外為ファイネスト)
ニュージーランドの利上げを受けて、関連通貨のスワップポイントが大きく変化しました。スイングトレードのように、日をまたぐポジションを保有し、スワップポイントが発生する場合には、NZD系通貨ペアのNZD売りポジションはマイナススワップが大きすぎる状況です。
ウクライナへのロシア侵攻を受けて、ECBの利上げ観測が遠のき、EURのスワップポイントは低下傾向にあるように思われます。
このため、EURNZDのショートポジションのスワップポイントが魅力的です。
もちろん、スワップポイントだけに注目してトレードするのは禁物です、しかし、マクロ情勢を反映しているのがスワップポイントと考えているので、プラススワップの通貨ペアのポジションをトレード候補としてみるのも面白いと思います。
今日の環境分析 2022年2月25日
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、世界経済への悪影響が懸念され、株式・商品・為替市場が波乱にとんだ展開となりました。
為替市場では、大きなボラティリティとなりました。EURが最も悪影響となりましたが、GBP・JPYも弱い展開になりました。侵攻という事実を受けて、売り込まれていたEURなどは買戻しの動きもありましたが、今後の情勢次第では再度売り込まれていくことを想定する必要があります。
ウクライナ情勢が落ち着かない限り、世界的に利上げ方向に向かっていた金融政策は停滞する可能性が高まりました。また、原油などの値上がりによるインフレ懸念が強まっています。このため、資源国通貨の相対的な強さが目立っています。
一部の通貨ペアでは、大きく動き出してきています。上位足のレンジ内の動きともとれるので、方向性を間違えないようトレンドに乗っていきたいと思います。
今日の環境分析 2022年2月24日
ウクライナ情勢の深刻化でEURの弱さが際立っています。AUD・NZDのオセアニア通貨は、金融政策の変化を受けて堅調な展開が続いています。メジャー通貨が、ウクライナ情勢を受けた世界経済の変化を受けて弱含んでいているのと反対です。CADの弱さも目立っており、一時の強い動きから反転しています。
収束の動きは強めていますが、一部のマイナー通貨ペアでは発散の動きが出始めました。徐々に、メジャー通貨ペアにも波及すると思われるので、動き出しを注視していきたいと思います。
今日の環境分析 2022年2月23日
ウクライナ情勢の動向でEURが翻弄されています。しかし、相対的な弱さに変化はないので、下目線を継続しています。
AUD・NZDの強さが継続しており、関連通貨ペアにトレンドを確認できます。
メジャー通貨は強弱入り混じっており、収束の動きを強めています。収束の時間が長く続いているため、発散に向かう時には大きな波が期待できます。動き出しを待ちたいと思います。
今日の環境分析 2022年2月22日
ウクライナ情勢でEURの振れの大きい展開が続いています。東京時間で米国とロシアとの会談を材料に買い戻された後、その後のロシアのウクライナ東部地域の共和国承認の動きで再度下落するなど、プーチン大統領の言動に左右される状況になっています。
通貨相関から見ると、EURの弱さは継続しており、当面はEUR売りで臨みたいと思います。ウクライナ情勢が落ち着かないと、ECBの金融引き締めの動きが強まるとは思えず、ファンダメンタルズ面からも買いにくい状況にあります。
CADの弱さ、NZDの強さが継続しています。また、GBPも堅調な動きとなっています。これら通貨の組み合わせで、サインが発生しています。
今日の環境分析 2022年2月21日
北京オリンピックが終わり、ウクライナ情勢に一段と注目が高まってきています。先週後半からのEURの弱い動きに警戒しています。
本日は、欧州各国のPMIが発表されます。米国は、プレジデンツ・デーの祝日で金融市場は休場となるため、為替市場も閑散とした動きになると思われます。このため、欧州時間の動きに注目しています。
AUD・NZDの強さ、CADの弱さが目立っています。なかでもCAD関連通貨に弱い方向へのトレンドを見て取れます。
スワップ一覧_2022/2/19 (Axiory/BigBoss/XM/Titan/HotForex/外為ファイネスト)
今回、新たに推奨したFX会社であるHotForexを追加しました。大きな特徴なく、海外FX会社の中ではマイナス幅は小さめです。スイングトレードにおいては、デメリットが低いため優位なFX会社であると思います。
また、外為ファイネストのマイナススワップ幅が全般に拡大する動きが目立っています。
今日の環境分析 2022年2月18日
ウクライナ情勢に左右される展開が続いています。ロシア側、EU・米国側の発言によって、急騰・急落する局面が多くなっています。方向感を定めにくく、見送りするのが賢明だと思います。
全般に、方向感が出ていない中、AUDの強さとCADの弱さが目立ってきました。また、GBPがEURとの相対関係から強含んでいます。
少しずつ、サインを確認できる通貨ペアが出てきていますが、マイナー通貨ばかりなので見送りせざるを得ない状況が続いています。週末でもあり、今日も見送り姿勢です。
今日の環境分析 2022年2月17日
本日未明(4時)に公表されたFOMC議事録(1月25-26日開催分)は、サプライズもなくUSDの値動きに大きな影響を与えませんでした。
全般に収束の動きは継続しているものの、AUD・NZDの値動きが良くなってきており、一部の関連通貨ペアでは短期足でトレンド発生の確認ができています。この動きが継続できれば、日足へ波及し、収束からの脱却の動きが期待されます。
徐々に動き出しの兆しが現れているため、個々の通貨ペアの値動きには注意していきたいと思います。