欧州中央銀行の政策金利と声明発表を受けて、久しぶりに米国時間に大きく動きました。
EURGBPが上昇し、GBP系通貨全般に大きく下落する動きとなりました。
現状、GBPが最弱通貨となっており、短期足の動きが日足に波及し、週足にも影響を及ぼしています。
大きく動いただけに、上位足の抵抗線が近づいてきました。
抵抗を見極めつつ、慎重な対応が必要だと思います。
通貨相関で見ると、4時間足ではメジャー通貨が強くマイナー通貨が弱いのに対し、日足・週足ではメジャー通貨が弱くマイナー通貨が強くなっています。
GBP系通貨は明確な動きになっていますが、その他の通貨は分かりにくい展開です。
週末でもあることから、見送りが賢明と思います。
今日の環境分析 2020年9月10日
GBPの弱さは継続していますが、スピード調整のようなもみあいの動きになっています。
前日に1%以上の変動となる通貨ペアが多かったために、その反動を想定していましたが、反転の動きは予想外に大きなものではありませんでした。
7月にも同様の動きがあった時は、翌日には前日の動きを否定する同等の動きを見せていました。
このため、足元で動き出した方向感に変化はないと考えています。
本日は、20:45に欧州中央銀行(ECB)の政策金利と声明が発表され、21:30にはECB総裁の記者会見があります。
政策金利そのものよりも声明・総裁発言に注目しています。
EUR高をけん制する内容があるのかなど、方向感を決定づける可能性が高いと考えています。
AUDの強さが戻ってきていますがマイナー通貨全般に弱い展開にあることから、これら通貨と強さの回復しつつあるJPY・USDとの組み合わせに注目しています。
EURはECBの政策金利の発表を控えているため、慎重な対応が求められると思います。
今日の環境分析 2020年9月9日
GBPの弱さが継続する中、JPY・USDが強い展開となりました。
これを受けて、クロス円やドルストレート通貨の下落が目立ちました。
調整反転の動きからトレンド転換の動きになりつつあります。
下位足ではすでにトレンドの確認ができており、この動きは日足には波及済みとなり、週足にも波及する動きになってきています。
となると、トレンドの大きな転換点となることが想定されるので、目先の動きには警戒する必要があります。
GBPやマイナー通貨の弱さ、JPY・USD・EURのメジャー通貨の強さが顕著になりつつあるので、これら通貨の組み合わせに注目したいと思います。
今日の環境分析 2020年9月8日
全般に閑散とした動きの中、GBPがブレグジットの動きを警戒して下落しました。
これまでの強弱通貨が逆転する動きをみせており、全般に調整反転の動きを強めています。
上位足から下位足までの方向性はまちまちとなっており、日足の調整が継続するのかトレンド転換になるのかの分岐点になってきています。
マイナー通貨の一部ではトレンド転換ともとれる動きになっており、今後の展開が注目されます。
JPY・USDともに短期足で反発を見せていることから、クロス円・ドルストレート通貨の動きに注目しています。
今日の環境分析 2020年9月7日
JPY・USDが下位足で強くなってきており、日足の調整が続いています。
GBPはブレグジットの動きを警戒するようになり、欧州中央銀行はEUR高懸念のコメントをだすなど、波乱含みの要因が増えてきました。内容を十分に消化し、市場の方向性が明確になるまで分かりにくい局面にあると思います。
本日は、米国とカナダが祝日となり、米国時間は大きな動きが期待できません。
全般に方向感のない展開となっているので、明日以降の展開を待ちたいと思います。
時間帯別ボラティリティ 2020年9月第1週
前週対比、大きな変化は見られません。
前週末の安倍総理の辞任表明からの動きは、週前半までありましたが継続せず、短期調整に入りました。
通貨ペア別でみてもまちまちで、動きにくい状況にあります。
9月第1週の決済トレード
9月第1週は、1勝3敗1分けとなりました。
エントリーの判断が甘かった点、重要抵抗線で利確しなかった点などが負けの要因となりました。週前半のトレンド発生を過信してしまったと思います。
一部通貨ペアは、エントリーに際し下位足の調整に注意するよう会員には伝えましたが、当欄ではサイン通りのエントリーを前提としています。
今日の環境分析 2020年9月4日
最弱通貨だったJPY・USDの反転の動きが強まり、中間に位置していたEUR・GBPの弱さが目立つようになり、マイナー通貨の値動きもまちまちとなりました。
下位足の調整の動きが強まったことで、日足の調整に波及してきています。
このため、全般に方向感のない展開になってきました。
本日は、米国の雇用統計が注目です。
その他、豪の小売売上高やカナダの失業率など重要な経済指標を控えています。
週末でもあることから、週またぎのポジションは極力保有しないことが望ましいと思います。
今日の環境分析 2020年9月3日
USDに反転の動きがみられました。
これを受けて、トレンドが発生している多くの通貨ペアで短期の調整の動きが強まりました。
マイナー通貨の中では、先行したAUDに調整の動きが出る一方で、出遅れていたCADの強さが目立ちました。
全般に、メジャー通貨の弱さ、マイナー通貨の強さは継続しているため、これら通貨の組み合わせには継続して注目しています。
メジャー通貨同士の通貨ペアは方向感がつかみにくい状況にあります。
明日に米国の雇用統計の発表を控えており、その他の重要な経済指標の発表が続きます。
指標の影響の度合いは様々ですが、方向感の変わることがあるので注視していきたいと思います。
今日の環境分析 2020年9月2日
多くの通貨ペアでトレンドが発生しています。
USD・JPYの弱さが継続しているため、USDJPYを除いたドルストレート通貨やクロス円通貨にトレンドが見られます。
EURを含んだメジャー通貨がともに弱いため、これら通貨を組み合わせた通貨ペアでは方向感をつかみにくい展開になっています。
しかし、オセアニア通貨やGBPなどが強い状況になっているため、これら通貨とメジャー通貨との組み合わせではトレンドの確認ができます。
昨日は、日本時間では小動きで下が、欧州・米国時間では活発な値動きになっています。
目先の調整には警戒しつつも、トレンドの発生していることを見逃さないようにして頂きたいと思います。