AUDに追随したNZDに続き、CADの弱さが強まってきています。また、昨日のBOEの政策金利据え置きの発表の後、GBPの強さが急に際立ってきました。一方で、JPY・USDの相対的な強さが低減されており、注目していたクロス円やドルストレートの動きに陰りが見えてきています。今日は、週末・月末ですので、極力、ポジションの解消をお勧めします。週明け、中国市場が休暇明けの再開されるため、警戒が必要と思われます。リスク要因を排除するため、スイングトレードとはいえ、ポジション未保有が望ましい局面と考えます。
2020年1月30日の環境分析データ
前日に続き、短期的な調整が続いていますが、通貨相関には変化が見られません。AUDの弱さにNZDが追随するようになってきました。JPY・USDの強さが継続しており、クロス円・ドルストレート通貨に注目しています。本日未明の米国FOMCでは金融政策の継続が発表されましたが、方向感に大きな変化はありません。本日は、英国の政策金利と米国の小売売上高の発表があります。ともに、通貨変動への影響は大きいため、注意が必要です。
2020年1月29日の環境分析データ
昨日は、4時間足で調整の動きが出てきましたが、通貨相関をみるとまったく変化がありません。このため、日足への波及は考えにくいと思います。本日は、明日未明に米国FOMCの政策金利の発表があるため、USD系のオーバーナイトのポジションは注意が必要です。個々のチャート判断から、一旦のポジション決済も検討しておくべきです。
2020年1月28日の環境分析データ
中国発の新型ウィルスは、株価や通貨に大きな影響を与えています。昨日は日米ともに大きく株価が下落しました。中国経済への影響は不可避のため、中国の影響を最も受けるAUDはすべての時間足で最弱通貨になっています。このため、AUD関連通貨が大きく動いています。NZDもAUDに追随する動きを見せてきています。また、EURの弱さ、JPY・USDの強さが目立ってきています。通貨相関から最適通貨をみつけることが容易になってきました。
2020年1月27日の環境分析データ
JPYの強さが継続していることから、クロス円の弱さが出てきました。EUR・AUDの弱さが継続しています。CADにも弱さが出てきました。また、USD・GBPの強さも継続していることから、徐々に、各通貨にトレンドの兆候が出てきているので、今後の展開に期待したいところです。
時間帯別ボラティリティ 2020年1月第4週
ボラティリティの低水準が続いています。これはレンジ局面であることを示しています。日足ベースでのトレンド継続がなかなか進まないために、ボラティリティが高まらない状況になっています。4時間足などの短期的なトレンドが日足へ波及するのを待ちたい局面です。
推奨FX口座のスワップ一覧_2020/01/25
スワップは、その時々に変化しています。1か月前の2019/12/29のデータと比較するといくつかの通貨で、マイナススワップに転じています。スイングトレードでは、プラススワップになるポジションのみを保有することも、一つの投資手法として検討することができます。もちろん、明確なエントリー根拠の元にトレードすることが大事です。単純に、スワップ獲得を目的としたスワップトレードはお薦めしておりません。
先週の決済トレード
GBP系2通貨の損失が大きく響きました。それぞれ、トレンドの初動との判断からサインが発生していましたが、継続せずに損切りになりました。GBPJPYは前週末金曜日に発生し、翌週初月曜日に決済となりました。サイン通りに表示していますが、金曜日のサインには注意が必要です。Mark’sTradeでは、週またぎのポジション保有は極力、推奨していません。
左の上下のチャートは、EURJPYの日足(上)と4時間足(下)のチャートです。買いサインが発生し損切りになりましたが、4時間足でみると日足の決済サインの前に反対のポジションである売りサインが発生しました。極めてレアケースですが、その後、日足でも売りサインが発生しました。トレンド転換の明確なサインといえます。
2020年1月24日の環境分析データ
GBP系の強さが続いています。EURの弱さが出てきたので、EURGBPの方向性からもGBPの強さをサポートしています。AUD・CADの弱さが継続していますが、AUDの弱さが強いことからAUDNZDの関係で、NZDの弱さは継続していません。本日は、夕方に欧・英のPMIの発表、要人発言があり、週末でもあることから、深追いは禁物です。
2020年1月23日の環境分析データ
昨日は、GBPの上昇が強まる展開となりました。この結果、通貨相関で見ると、GBPの強さが目立ってきました。一方で、AUD・CAD・NZDの弱さが目立ってきており、これら通貨の組み合わせに妙味があると思います。その他のGBP系通貨も上昇傾向にありますが、前の高値付近にあり、抜けるのを確認してからでも遅くはなさそうです。