今日の環境分析 2023年3月2日

昨日発表されたISM製造業景況指数は、事前予想を下回り4か月連続で50割れとなりました。しかし、項目別でみた「価格」が大きく上昇し、インフレ圧力の強さを確認する結果となりました。長く調整を続けてきたNZDが反発してきました。また、EURがインフレ警戒から堅調な展開が続いています。NZD関連通貨以外は全般に、小動きの推移となっています。

通貨相関からは、JPYの弱さが継続しています。下位足では、USD・CADの弱さが目立つようになりました。上位足と下位足の方向感に違いがあるため、通貨選択の難しい局面になってきました。現状では、見送り姿勢を強めています。

本日は、EUの消費者物価指数に注目しています。インフレ警戒の度合いを確認し、足元のEURの動きが加速するのか反転するのか注意したいと思います。米国の雇用統計が来週になっている関係もあり、様子見の週になっています。動き出しを待ちたいと思います。