今日の環境分析 2022年11月21日

週末金曜日は、全般に小動きの推移となりました。週を通じても大きな動きがなく、21通貨ペアを対象としたスイングトレードでは多くの通貨ペアで決済しています。現状は、CAD関連の2通貨ペアのみ継続保有しています。9通貨ペアを対象としたデイトレードでも金曜日はトレードチャンスはありませんでした。デイトレードでは、先週は3日間トレードチャンスがなく、方向感のつかめない状況が続いています。通常は、この局面であれば収束する動きが強まるのですが、その動きも弱く、すぐにも発散を迎えるような状態にありません。なんらかの外部要因を待っているかのような状況です。

通貨相関からは、CAD・AUDの弱さ・NZDの強さが目立ちます。4時間足ではUSD・GBPに反発の動きがあり、全般に方向感のつかみにくい状況にあります。方向感の明確なCAD・AUDの売りポジションに引き続き注目しています。

今週は、日本が水曜日に祝日です。米国は、木曜日に感謝祭の祝日で金融市場は休場、翌金曜日は金融市場は短縮取引となります。米国では、今週後半からクリスマス明けまで休暇モードが高まります。また、水曜日には欧米でPMI(購買担当者景気指数)が発表されます。速報性の最も高い指数なので、市場の反応は高まると思います。さらに、日本時間の木曜日未明にはFOMCの議事録が公表されます。米国では翌日から休暇になるため発表後のポジション調整の動きが強まることが想定されます。発表前にすべてのポジションを決済しておくことをお勧めします。
本日は、重要な経済指標の発表はありません。足元は方向感をつかみにくい状況にあるため、欧州時間からの動き出しに期待しています。

デイトレードの実績_2022年11月第3週

11月第3週は、9通貨ペアで+458.3pipsとなりました。9回トレードし、6勝3敗、勝率66.7%です。このうち1回の負けは利確ポイントを逃したもので、本来は勝ちトレードで終わるものでした。今週は、5回サインを見送り、GBPJPY・EURUSD・GBPAUDの3通貨ペアはトレードがありませんでした。また、火曜日と木曜日以外の3日間はトレードチャンスがありませんでした。集計を開始して以来、最も少ないトレードチャンスの週となりました。

デイトレードのノウハウとなる部分についてはチャートから削除しています。ノウハウは個別コンサルティングにて提供しています。ご興味のある方は、お問合せください。

スワップ一覧_2022/11/19(Axiory/BigBoss/XM/Titan)

今週は、金融政策の発表はなく、市場も落ち着いた動きにあったため、スワップポイントの変化がほとんど見られませんでした。
USDJPYは、大きく下落した後、横ばいに推移しました。このため、BigBossでもスワップポイントに変化は見られません。同社のショートポジションのスワップ水準が変化していくのかに注目しています。

今日の環境分析 2022年11月18日

昨日は、全般に小動きにする中、調整の動きとなりました。米国の連邦銀行総裁やFRB理事の発言があり、金融引締め継続を表明しました。過剰なインフレピークアウト期待を鎮静化する意図があったと思われます。様々な意見を表明し、市場の反応を探っているかのようにも思われます。

通貨相関からは、NZDの強さが目立ち、AUD・CADの弱さが目立ちます。金融政策の違いが通貨の強弱に表れているように思われます。この動きは、GBPやEURにも言えます。金融引締めの継続が期待される経済圏では、金利差からの上値期待が持続しています。CAD・AUDの売りポジションに注目しています。

本日は、日本の消費者物価指数に注目です。他の先進国と比べるとインフレ水準は低いものの、内容次第では日銀の金融政策に影響を及ぼす可能性は高いと思われます。また、英国の小売売上高にも注目です。さらに、金融当局の発言が本日も多く予定されており、発言内容に警戒したいと思います。

今日の環境分析 2022年11月17日

昨日は、想定していたボラティリティの高い展開にはなりませんでした。昨日発表された、英国の10月の消費者物価指数は前年同月比+11.1%と41年ぶりの伸び率となりました。インフレ警戒が一段と懸念されています。カナダの消費者物価指数は+6.9%と前月と同じ水準でした。また、米国の10月の小売売上高は前月比+1.3%と市場予想+1.0%を上回りました。各国でインフレ警戒の度合いが違うので、徐々に金融政策に変化が生じてきています。カナダではピークアウト感が強まってきていると判断されているため、今後の金融引き締めペースの鈍化が想定されています。こうした動きがCADの弱さにつながっています。

通貨相関でみてもわかります。CADは、月足を除き最弱通貨群に位置しています。Mark’s TradeでフォローしているCAD関連通貨ペアは、すべてCAD売り方向のトレンド発生を確認しています。また、昨日の英国の消費者物価指数の発表を受けて、金融引締めの強化を想定し4時間足ではGBPの強さが確認できます。USDの弱さも継続していますが徐々に弱さが減速してきています。その分、JPYの弱さにつながっているように思われます。また、AUD・NZDの強さは継続しています。

本日は、米国で金融当局の発言が相次ぎます。来月のFOMCに向けて、金融引締めペースの減速の下ならしをしているかのようにも感じます。米国では金融引締めのゴールを確認できる状況になってきているため、USDから他通貨への資金シフトの動きが強まると考えています。

今日の環境分析 2022年11月16日

昨日は、米国の生産者物価指数が市場予想を下回り、USDJPYは一時急落しました。この動きは持続性はなかったものの、先週来の安値付近での下値模索の動きが続いています。先週の消費者物価指数に続く物価指数の下振れで、インフレ鎮静化の確認の動きが強まりました。米国の金融引締めのゴールが見えてきつつあるため、金利差を背景としたドル買いの動きは弱まると考えます。昨日注目していたAUDUSDやNZDUSDは1%近い上昇となり、日足・4時間足で上位の動きとなりました。

通貨相関からは、USD・CADの弱さ、AUD・NZDの強さが目立ちます。JPYの強さは一服しているようで、EURとともに中立的な動きになっています。また、徐々にGBPの弱さが長期化する動きに警戒したいと思います。ドルストレート通貨を中心に注目していきたいと思います。

本日は、英国とカナダで消費者物価指数、米国で小売売上高に注目です。英国とカナダのインフレ状況の確認から、大きく動く可能性があるので警戒が必要です。また、英国・EU・米国と金融当局の発言が多数あります。それぞれに過剰反応することも想定しておく必要があると思います。本日は、ボラティリティの高い展開を想定しています。

今日の環境分析 2022年11月15日

昨日は、前週末の大きな動きに反発しました。日足の騰落率は月足の騰落率と反対方向にあることで判断することができます。今週は、米国金融当局の発言がほぼ毎日のように予定されています。昨日もFRB理事の発言を受けての動きでした。大きなトレンドが発生してきたと考えているので、短期的な変動はあっても方向感に変化はないと考えています。

通貨相関からは、JPYの強さ、USDの弱さが継続しています。ともに4時間足・日足の水準での判断ですが、下位足の動きが徐々に週足・月足に波及していくと判断しています。また、AUD・NZDの相対的な強さが目立ってきました。EUR・GBPは中立的な動きにあるので、オセアニア通貨に対するドルストレートに注目したいと思います。

本日は、オーストラリアのRBAの議事録公表と英国の失業率、NY連銀製造業景気指数に注目しています。また、米国金融当局の発言が多く予定されているため、来月のFOMCに向けた金融引締めペースの緩和を裏付ける内容か否か注目しています。本日から明日までG20首脳会談が行われます。目先の影響はないにしても、米中間の関係やロシア関連など、大局観としての方向感に変化がないか警戒しておきたいと思います。

今日の環境分析 2022年11月14日

週末金曜日は、前日に米国の消費者物価指数発表を受けたUSD安の動きが継続しました。USDJPYは-1.54%下落し、10月末対比では-6.63%の下落となっています。多くの通貨ペアで週足で領域を変える動きとなりました。USDJPYでいえば、長く滞留していた買い領域から売り領域に入ってきました。週足ベースでの変化は、大きなトレンドの転換と考えられるため、週末の流れは継続すると思われます

通貨相関からは、USDの弱さ、JPYの強さが継続しています。ともに、下位足と上位足では位置づけが違いがあるもの、下位足の動きが徐々に上位足に波及してきています。CADはUSDの動きを先行しているかのような動きです。4時間足でも日足でも、多くの通貨ペアでトレンドの発生を確認することができます。先週末2日間の大きな動きの反動はあると思いますが、大局観を間違えないようにしたいと思います。


今週は、英国・カナダ・日本の消費者物価指数や米国・英国の小売売上高に注目です。なかでも、米国の小売売上高が消費者物価指数を裏付ける内容だった場合には、FRBの利上げペースの鈍化を確定するものとして、USDの一段安の可能性があります。また、今週は連日、米国で多くの金融当局者の発言が予定されています。現状の金融引き締めペースの鈍化と判断している市場見通しを、否定する発言が出るのか否かに注目です。

デイトレードの実績_2022年11月第2週

11月第2週は、9通貨ペアで+391.0pipsとなり、9月第2週以来の低水準となりました。6回トレードし、5勝1敗、勝率83.3%となり、1回の負けは本来は見送り局面でした。今週後半、トレンドの転換の大きな動きを取ることができなかったのが残念です。今週は、サインを見送るべきポイントは7回と多くなり、試しにチャート内に見送る局面を表示してみました。GBPJPY・AUDJPY・GBPAUD・AUDUSD・GBPUSDの5通貨ペアはトレードがありませんでした。

デイトレードのノウハウとなる部分についてはチャートから削除しています。ノウハウは個別コンサルティングにて提供しています。ご興味のある方は、お問合せください。

スワップ一覧_2022/11/12(Axiory/BigBoss/XM/Titan)

今週は政策金利の発表はありませんでしたが、前週までの大幅利上げ幅を反映した動きが見られます。木曜日に発表された米国の消費者物価指数は事前予想を下回り、金融引締めの継続緩和の動きから、米国の金利が低下しUSDが売られました。USDJPYは大きく下落し、BigBossではこの動きを反映したかと思われるスワップ政策となっています。前週まで、ロング・ショートポジションのスワップ差はほとんどなかったのが、大きく乖離しました。BigBossのスワップ方針は、ヘッジファンドのポジション動向の影響を受けている傾向にあり、目先の急激なUSDの下落を判断した結果と思います。