昨日は、再び政府・日銀が為替介入を行った模様です。月曜日朝の流動性が低い時間帯を狙ったもので、一時急落したものの、その後、戻り歩調になりました。2日連続で為替介入を実施したことで、USDJPYは150円を当面の上値目途としているようです。週末に発表される日本銀行の金融政策に変化が生じるのかに注目が集まっています。米国の利上げにピークアウト感が醸成されている現状のため、日本銀行の金融緩和姿勢の変化が少しでもあれば、円高トレンドへの転換の可能性もあります。
昨日発表されたPMIは、ユーロ圏・米国ともに50割れとなり、景気悪化懸念が強まってきています。英国ではスナク首相が就任することが決定しました。英国経済の現状は厳しいものが続いていますが、財政政策と金融政策の方向性が一致することを市場は歓迎しています。
中国の7-9月期GDP+3.9%と政府目標を大きく下回りました。
通貨相関からは、4時間足では、JPYの強さとUSDの弱さが継続しています。EUR・GBPは戻りの強さが現れています。米国と比較し、EUや英国は利上げ余地は高いため、相対的な強さにつながっています。AUDも同様の動きになっています。利上げの先行していたNZDの弱さにも通じる動きです。しかし全般には、方向感のない状況にあり、通貨選択の難しい局面にあります。現状、Mark’sTradeでは、日足・4時間足ともにすべての通貨ペアでサインを確認することができない状況にあります。
本日は、重要度が低いですが、米国の消費者信頼感指数に注目しています。米国の金融政策の変化を裏付ける内容になるのかを確認したいと思います。ボラティリティが高く、方向感を確認しずらい展開が続いているため、様子見しています。