USDJPYは、149円台に入ってきました。バイデン米大統領のドル高容認発言を受けて、日中を通してUSDの強さが目立ちました。また、日銀総裁は緩和継続を発言したことから、USDJPYの買い安心感につながっています。介入警戒感は依然としてあるものの、150円を意識した動きが強まると思われます。
英国ハント政権は、表明していた減税案のほぼすべてを撤回しました。これを受けて、GBPは上昇しました。次は、ハント首相がいつ辞任するのかに注目が集まっています。政局の混乱から、GBPの戻りの動きが継続するのか注視していきたいと思います。
通貨相関からは、JPYの弱さが目立ちます。EUR・GBPも強い展開になったことから、相対的にUSDの弱さが目立ちます。USDの強さに買い疲れ感が見られるようにも思われます。目先は、EUR・GBPを軸に通貨選択する方が良さそうです。USDJPYとEURJPY・GBPJPYの値動きが同調するのかを確認しておきたいと思います。
本日は、10月4日に開催されたオーストラリアのRBAの議事録公表に注目です。オーストラリアは、先日のRBAで予想外の利上げ幅となっただけに、その内容次第ではAUDの動きに注目です。また、本日予定されていた中国のGDPは延期されました。今週予定されていた経済指標はすべて延期される模様で、共産党大会開催中であることが影響したと思われます。