週末金曜日は、USDJPYが前日に続き上昇し、148円台後半にまで達してきました。150円も視野に入れた動きにも見られます。USD関連通貨全般に強さが目立ちました。
米バイデン大統領は、ドル高を容認する発言をしました。問題は、他国の金融政策や経済成長にあるとも発言しました。11月8日の米中間選挙を前に、弱気発言は出来ない状況にあることを反映しているように思われます。
10月12-13日に開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議では、為替相場を注視するとドル高懸念を確認しました。再度の為替介入を容認する下地ができていると考えられます。いつ、為替介入があってもおかしくないと思われます。
英国では、法人減税を撤回し財務大臣を更迭するなど、政府の混乱が続いています。
通貨相関からは、USDの強さが継続していますが、EUR・GBPの強さも目立ちます。JPYは再び最弱通貨になり、マイナー通貨の弱さも目立ちます。このところ、日々、方向感に変化がみられるため、柔軟な対応が求められます。トレンドの継続なのか、反転なのかの見極めが難しくなっています。金融引き締めのゴールが見えてきているオセアニア通貨の弱さが顕著になってきたため、これらの関連通貨に注目しています。
今週は、主要先進国の金融政策の発表はなく、物価関連指標の発表があります。足元のインフレ動向を確認し、金融政策を連想した動きが強まると思われるので警戒が必要です。
金曜日の朝には日本の消費者物価指数が発表されます。日本銀行の金融政策に変更があることを期待したいと思います。せめてマイナス金利を解消するだけでも、円安進行を阻止できると思いますが、素人考えでしょうか?政府・金融当局のスタンス変更があれば、円高反転の可能性は高まります。
中国やロシア・ウクライナ情勢にも警戒です。大きく動き出す兆しが感じられており、資金管理には注意したいと思います。
そういえば、10月はブラックマンデーがあったっけ・・・