本日、通常取得しているFX会社のデータが不調のため、他社のデータを採用しています。
注目された先週末のジャクソンホール会議におけるFRB議長の強気の金融引き締め継続発言を受けて、USDは大きく変動しました。為替相場以上に株式市場が反応し、NYダウは-1008ドルと大幅な下落となりました。また、同会議では日本銀行総裁も発言しており、金融緩和の継続が表明されました。USDが上昇し、EURGBPの関係からEURも上昇しました。一方で、GBP・NZDの下落が目立つ状況となりました。
通貨相関からは、再び、USDの一強の動きになってきました。上位足から下位足まで、すべての時間軸で最強の通貨になりました。また、EURに反発の動きがみられますが、それ以外の通貨はおおむね上位足から下位足まで方向感が揃ってきています。USDの強さからドルストレート通貨に注目したいと思います。
今週は、金曜日の米国の雇用統計が最大の注目です。前週末のFRB議長の発言を受けて金融引き締めの継続は確認されており、雇用統計の内容次第では9月のFOMCにおける利上げ幅が0.5%か0.75%になるのか動向には警戒しておきたいと思います。
そのほかに、火曜日のドイツの消費者物価指数、水曜日のEUの消費者物価指数やカナダのGDP、木曜日の米国のISM製造業景況指数にも注目です。なかでも雇用統計前日のISM製造業景況指数には注意しておきたいと思います。
本日は、オーストラリアの小売売上高に注目です。また、英国が祝日のため金融市場は休場となり欧州市場は落ち着いた動きが通常なら想定されますが、前週末のFRB議長の発言をうけて欧州投資家の動きに警戒しておきたいと思います。
今週は、重要な経済指標の発表が続き、月末月初を迎えることから、ボラティリティの大きな展開が想定されます。方向性の確認をなりよりも大切な週になりそうです。