米国の金融当局の金融引き締め継続の発言や、ジャクソンホール会議においてFRB議長がタカ派発言の可能性を意識したUSD買いの動きが続いています。一方で、ロシアからのエネルギー供給懸念が高まりEUR安となり、EURUSDは再びパリティとなる1.0を割り込みました。前回、1.0割れとなった7月の水準も下回ってきており、下値追いの展開になることが想定されます。徐々に、多くの通貨ペアで日足ベースでのトレンドを確認できる状況になってきており、相場の夏休みは終わったのかもしれません。ドルストレート通貨のトレンドに注目していきたいと思います。
通貨相関からは、USDの1強になっています。上位足から下位足まで、すべて最強通貨になっています。逆に、EUR・GBPは上位足から下位足まで弱い通貨になっています。この組み合わせとなるEURUSD・GBPUSDの動きには注意しておきたいと思います。AUDが再び強くなってきました。同じドルストレートであっても、ともに強い通貨の組み合わせとなるAUDUSDは見送る方が良いと思われます。
本日は各国のPMIに注目しています。特にユーロ圏のPMIでは悪化見通しになっていますが、悪化の度合いに警戒しています。その数値次第では、EURUSDの下落は加速することが想定されます。GBPも同様です。GBP・EURともに、指標発表時のポジション保有は回避したいと考えています。