先週末の米国雇用統計の予想外の数字を受けて始まった週明け相場は、USDの強さに直接つながることはありませんでした。明日の消費者物価指数の発表を前に大きく動けない状況にあり、欧米投資家の多くが夏休みに入っているため積極的な動きにはつながりにくくなっています。消費者物価指数の内容次第で大きく動く可能性は高いので、それまでは様子見の展開です。また、中国が軍事演習を継続していることで、東アジア情勢緊張の長期化が懸念されます。為替相場への影響はまだ大きくはありませんが、市場がどのような判断をしていくのか注視していきたいと思います。
通貨相関からは、JPYとGBPの弱さが目立ちます。上位足から下位足まで方向感が揃っているため、関連通貨を選択したいと思います。また、AUDの強さが目立ってきました。NZDとともに投資妙味の高い通貨であると思います。マイナー通貨の中ではAUD・NZDの強さに対しCADの弱さが目立ってきました。同じマイナー通貨でも通貨選択を間違えることのないようにしたいと思います。
本日は、米国で3年債の入札がある程度で、大きなイベントは予定されていません。明日の消費者物価指数の発表を前に、小動きの展開が想定されます。今日は様子見で臨みたいと思います。