
週末の米国の雇用統計の数字を受けて、USD関連通貨に変動がありました。
USDが再び強まってきています。
また、EURの強さも継続しています。
一方で、JPY・AUD・CAD・NZDの弱さが目立つようになってきました。
4時間足ではトレンドを確認できますが、日足ではトレンドの発生を確認するには難しい局面にあります。
上位足の抵抗線に警戒して取り組んでいきたいと思います。
昨日は、英国の連続利上げ・EUの現状維持となりました。これを受けて、GBPの上昇が加速しました。一方、ECB政策金利の現状維持を発表した際には大きな変動がなく、その後のECB総裁の年内利上げを否定しない発言を契機にEURの強さが際立ちました。EUR関連通貨ペアは1%以上の上昇となりました。
本日は、米国の雇用統計、カナダの失業率の発表があります。しばらく調整していたUSDの動きに注目したいと思います。
EUR・GBPの相対的な強さが目立つ一方で、JPYの弱さが継続しています。クロス円の強さが想定されます。
日足ベースでは、上位足の抵抗があるなど明確なサインを発生するまでに至っていません。4時間足では多くの通貨ペアでサインが発生していますが、大きな動きの後だけに注意が必要です。
昨日、オーストラリアの政策金利の発表を受けて、AUDは材料出尽くし感から売られる局面もありましたが、その後は堅調な展開となりました。NZD対比でAUDの強さが継続しており、マイナー通貨の中での優位性が目立っています。
USDは連銀総裁の発言など、金融引き締めの動きの減速が懸念され、USDの頭を重たくさせています。しかし、長期的な金融政策に方向感が変わるわけではないため、深押しはしないと判断しています。
日足で見ると、多くの通貨ペアで調整の動きがでており、一部の通貨ペアではミドルバンドを抜けているものもあります。調整の動きからトレンドの転換につながるか、今週の重要な経済指標の発表を契機に確定してくると予想されます。