今日の環境分析 2024年6月18日
昨日は、欧州の政治不安の影響を受けEURが反発しました。ニューヨーク連銀製造業景況指数は、前回の-15.6から改善した-6となり、市場予想の-9を上回ったものの7か月連続のマイナス圏となりました。市場全般では、上位足に対す調整の動きを強め、方向感のつかみにくい展開になりました。
通貨相関からは、USDの強さが継続し、USDにつれてCADの強さも目立つようになりました。NZDは下位足で調整の動きを強め、NZDにつれてAUDの弱さが継続しています。EURは反発の動きを強めたものの、GBPとともに中立的な位置づけにいます。日足とともに4時間足でも強い状況にあるUSDの買いを軸に通貨選択をしたいと思います。また、AUDの弱さが目立ちますが、本日の政策金利の発表を待って判断したいと思います。
強い通貨: USD
弱い通貨: (AUD)
日足 : NZD>USD>GBP>CAD>AUD>JPY>EUR
4時間足 : USD>CAD>EUR>GBP>JPY>AUD>NZD
本日は、オーストラリアの政策金利に注目です。金利据置きとの見方が強いですが、警戒しておきたいと思います。声明文や総裁会見の内容から、今後の金融政策の方向性を確認したうえで、AUDの動向を注視したいと思います。また、米国の小売売上高に警戒しています。先週の消費者物価指数の状況を受けて、小売売上高の内容次第ではUSDは大きく動く可能性があるので注意したいと思います。さらに、ドイツのZEW景況感調査にも注目しています。ドイツ経済の立直りを再確認することになれば、ECBの追加利下げが遠のく可能性があり、EURの反発の動きに注目しています。なお、明日は米国が祝日で金融市場は休場となります。