負けトレードに向きあい成功への道筋をつけた_IJさん

コンサルティングルームの風景_7

IJさんは、しっかりとした学習をし、理解力はあるものの、当初は予想をはるかに超える負け方をしていました。負けトレードとなったときにリベンジでトレードをして負けを重ねたり、評価損を抱えているときに追加のポジションを保有したり、大きな負けを経験しました。資金管理の方法が十分にできていなかったようで、コンサル生の理解度を十分に確認できていなかった自分の責任として痛感しました。

コンサルティングを開始してから3か月、なかなか結果に結びつきませんでした。当初は、ルール通りにエントリーしたものが、見送りすべき局面でエントリーし、さらに複数ポジションを同時に持ってしまい負けを重ねました。当初の勝率は目も当てられない状況にあり、負けトレードの平均pipsが20~30pipsになるなど、典型的な負けを重ねるトレーダーでした。

トレード記録を送ってくるたびに、毎回トレード後の反省コメントを書いていました。それが、あまりにほほえましいので、もっともっと応援したくなる内容でした。その後は、自分の負けトレードをしっかりと分析して、それを言語化しました。自分の負けに向かい合うことができるようになり、自分の負けトレードから得たものが見送りする場合のマイルールとすることができました。

すると、4か月目からは着実に利益を重ねるようになり、負けトレードの平均pipsは20を下回るようになりました。加えて、エントリータイミングを厳選することができるようになり、4月の勝率は80%にまで上昇してきました。先日、個別コンサルの際に、以前の負けトレードのチャートを確認したら、「今の自分ならエントリーしない!」と断言してくれたのが嬉しかったです。

+706.1pips獲得_5月第2週のデイトレード

2024年5月第2週の実績

5月第2週は、9通貨ペアで+706.1pipsとなりました。26回トレードし、24勝2敗、勝率92.3%となりました。1回トレードを見送りました。今週は、トレード回数が多くなったものの、1回あたりの獲得pipsが低下しました。非常にトレードをしにくい印象が強かった週になりました。

デイトレードにおいては、1時間足のチャートを見るだけで、判断することができます。ノウハウは個別コンサルティングにて提供しています。ご興味のある方は、お問合せください。

ドル高反転の兆し?!_5/10(金)

今日の環境分析 2024年5月10日

 昨日、先月開催された日銀金融政策決定会合における主な意見が公表されました。追加利上げの意見が相次ぎ、円安に伴う物価高騰を懸念する意見が多く出されました。このような議論の内容で、なぜ日銀総裁が会見において円安容認ともとれる発言をしたのか疑問です。不適切な発言が大幅な円安を招くなど、市場との向き合い方が不十分なようです。イングランド銀行(BOE)は政策金利を発表し、6会合連続で据え置きました。BOE総裁会見では利下げを示唆し、6月か8月に利下げをする市場の見通しを後押しする結果となりました。これを受けてGBPは下落する場面がありましたが、一時的なもので終わりました。米国では、注目していた新規失業保険申請件数が発表され、市場予想よりも大きく悪化しました。雇用統計の悪化を裏付けたことで労働市場の逼迫が緩和されていることを再確認する結果となり、USDが下落しました。米国における利下げ観測が強まってきています。

 通貨相関からは、JPYの弱さが継続し、GBP・CADの弱さも持続しています。NZD・EURの強さが続いており、この強さに対応してAUD・GBPの弱さにつながっている模様です。USDは昨日の指標を受けての利下げ観測の強まりから軟調な展開となりました。全般に、上位足から下位足までの強弱感が揃っておらず、通貨選択の難しい局面になっています。個別の通貨ペアの動きに着目したいと思います。

 強い通貨: NZD・EUR
 弱い通貨: GBP・JPY

 日足   : AUD>NZD>EUR>CAD>GBP>USD>JPY
 4時間足 : NZD>EUR>USD>CAD>AUD>GBP>JPY

 本日は、カナダの失業率、英国のGDP、ミシガン大学消費者信頼感指数に注目です。ともに重要な経済指標ですが、大きなサプライズがない限り市場へのインパクトは小さいと考えています。膠着感が続いているため、来週水曜日の米国の消費者物価指数の発表まで様子見の姿勢が続きそうです。労働環境の変化を受けて、ドル高修正の動きがどこまで強まるのか注目しています。

英BOEの金融政策に注目!_5/9(木)

今日の環境分析 2024年5月9日

 昨日は、材料もないなか小動きに推移しました。ボラティリティは低下し、膠着状態が続きました。日銀総裁は講演会で、物価見通しが上振れしたり、上振れリスクが高まった場合には「金利をより早めに調整していくことが適当になる」と発言し、追加利上げの可能性を示唆しました。4月の日銀金融政策決定会合における自身の発言が円安を誘引したことを意識してか、円安に対する姿勢を修正したと受け止められています。

 通貨相関からは、USDの強さが継続しています。NZDの強さは継続していますが、AUDは対NZDでの弱さを背景に下位足での弱さが目立つようになりました。GBPの弱さが目立つ一方で、EURは比較的堅調な展開になっています。JPYの弱さが継続しており、USDJPYでは介入後の戻りの限界を試しているかのようです。USD・EURの買い、JPY・GBPの売りを中心に通貨選択をしたいと思いますが、個別通貨ペアでは重要な抵抗線や支持線が近づいているため、個別対応で臨みたいと考えています。

 強い通貨: USD・NZD・EUR
 弱い通貨: GBP・JPY

 日足   : AUD>EUR>NZD・USD>CAD>GBP>JPY
 4時間足 : USD>NZD>EUR>CAD>GBP>AUD>JPY

 本日は、英国の政策金利に注目です。据え置き見通しですが、声明文やBOE総裁の発言において利下げ時期に言及するのか注目しています。ECBの利下げが6月の見方が強いため、BOEの6月利下げを容認するのかに注意したいと思います。昨日、スウェーデンが8年ぶりの利下げを実施しました。BOEが今回利下げを実施する可能性はまったくないと思いますが、可能性はゼロではないので警戒しておきたいと思います。また、今回の円買い介入のきっかけをつくった4月の日銀金融政策決定会合における主な意見が公表されます。日銀総裁の円安容認ともとれる発言をした会合だけに、その議論の内容が注目されます。さらに、毎週発表される労働統計である新規失業保険申請件数にも注目です。来週15日の消費者物価指数まで大きな経済指標の発表のない米国において、先週末の雇用統計でサプライズがあっただけに雇用統計を裏付ける内容となった場合には、早期利下げ観測が強まることが想定されます。

膠着からの脱却待ち?!_5/8(水)

今日の環境分析 2024年5月8日

 昨日発表されたオーストラリアの政策金利は、据え置きとなりました。今後の利上げを排除しないとコメントしていますが、予想以上に利上げ期待が強かった模様で、一時的に失望売りの動きが見られました。2回の円買い介入で安値152円まで下落したあと、足元は円安の方向に向かっています。値幅を判断するテクニカル指標として使われるフィボナッチ比率では、1段目の起点となる160円に対して38.2%、2段目の起点の158円に対して50%の戻り水準になるのが155円になります。目先の上値目標として意識したいと思います。

 通貨相関からは、再び、JPY の弱さが目立つ展開になりました。AUD・NZDは堅調な動きを継続し、EURも相対的な強さを維持しています。GBP・CADの弱さも継続しています。JPYの強弱感の変動がUSDの相対的な位置に影響しており、USDJPYの動きが全体の強弱感を決定しているようにも思われます。AUD・NZDの買い、GBP・CADの売りに注目していますが、膠着状態の中では強弱感をそのまま通貨選択に結び付けるのが難しい状況にあります。多くの通貨ペアが収束の動きを強めており、発散に向けた準備段階にあると思われます。発散の動きを確認するのを待ちたいと思います。

 強い通貨: AUD・NZD・EUR
 弱い通貨: GBP・CAD・JPY

 日足   : AUD>NZD>EUR>USD>GBP>CAD>JPY
 4時間足 : NZD>AUD>EUR>USD>GBP>CAD>JPY

 本日は、重要な経済指標の発表はありません。FRB高官の発言が複数予定されているのにとどまります。市場は膠着状態に陥っていることから、様子見の姿勢を強めると思われます。市場インパクトのない状況にあるため、大きな値動きは期待しづらい状況にあります。明日の英国の政策金利は据え置き見通しですが、思惑的なGBPの動きがあれば警戒したいと思います。

オーストラリアの金融政策に注目!_5/7(火)

今日の環境分析 2024年5月7日

 昨日は、日本と英国が祝日であったため、米国雇用統計明けの週明けでしたが、小動きに推移しました。ボラティリティは大きく低下しました。クロス円は上昇しましたが、介入後の下落トレンドにおける調整の動きにとどまっています。本邦企業がゴールデンウィークで動いていないことも小幅の調整にすんでいる模様です。休日明けの本日から、本邦企業のドル手当ての動きがどこまで出てくるのか注目されています。
 先週の為替介入は、絶妙のタイミングでした。USDJPYが160円に乗せたのを確認し日本が祝日の流動性が低い時に第一弾の介入が行われ、じりじりと158円まで戻した翌々日のFOMCの発表後に流動性が低下するタイミングで第2弾が介入が行われました。チャート面からみても、高値を切り下げることを意識した良い介入だったと思われます。しかし、為替介入にはIMFのルールがあります。6か月以内に3回の介入とされ、1回の介入は3営業日以内とされています。4月29日と5月1日の介入は1回とされます。10月末まで残り2回の介入機会が残されています。このため、この先は安易に介入するのは困難であると思われるため、再び、160円に乗せるまでは介入の可能性は低いと考えています。

 通貨相関からは、下位足で強弱感は前日と変わらずでした。下位足でのUSDの弱さやJPYの強さは継続しています。AUD・NZDの強さは継続しており、USDにつれたCADやEUR・GBPの弱さが継続しています。JPY・AUDの買い、EUR・GBPの売りを軸に通貨選択をしたいと思います。ただし、AUDは本日政策金利の発表があるため、ボラティリティが高まることが想定されます。

 強い通貨: JPY・AUD・NZD
 弱い通貨: GBP・CAD・USD

 日足   : USD>AUD>CAD>NZD>EUR>GBP>JPY
 4時間足 : JPY>AUD>NZD>EUR>CAD>GBP>USD

 本日は、オーストラリアの政策金利に注目です。据え置き継続と見通されていますが、消費者物価指数の高止まりを受けて、一部に利上げの見方が出てきています。声明文やBOA総裁の発言内容にタカ派的な要素があれば、AUDの上昇が加速する可能性があるため警戒が必要です。オーストラリアの政策金利の発表前に、小売売上高が発表されます。個人消費の動向に注目しています。内容次第では政策金利の発表前に動き出すことが想定されるため、注意したいと思います。

今週は豪・英政策金利に注目!_5/6(月)

今日の環境分析 2024年5月6日

 週末金曜日に発表された米国の雇用統計では、非農業部門雇用者数は17.5万人と市場予想の24.3万人から大きく下回り、失業率も3.9%と3.8%予想から悪化しました。市場では大きなサプライズとして反応し、USDJPYは一時151円台にまで下落する局面がありましたが、すぐに買い戻す動きがみられました。その後に発表されたISM非製造業景況指数は、49.4と市場予想の52.0を下回るとともに、景気の分岐点とされる50を下回りました。好調と言われていた米国経済に陰りが見えてきているように思われます。FOMCを受けて早期利下げ観測は大幅に後退していましたが、再び、利下げ時期の前倒しが意識されるようになってきたことで、USDは軟調な展開となりました。

 通貨相関からも、USDの弱さを確認することができます。週末の動きを受けて、USDは下位足で最弱通貨になりました。USDにつれてCADの弱さも目立っています。対して、JPYの反発の動きが継続し、介入に伴う円高方向への転換が成功しているように思われます。AUD・NZDも堅調な展開を継続しており、相対的にEUR・GBPの弱さを確認する結果となっています。なかでもGBPの弱さが気になります。GBP・USDの売り、JPY・AUDの買いを軸に通貨選択をしたいと思います。ただし、本日は英国が祝日のため、GBPの動きには注意しておきたいと思います。

 強い通貨: JPY・AUD・NZD
 弱い通貨: GBP・CAD・USD

 日足   : AUD>USD>NZD>JPY>CAD>GBP>EUR
 4時間足 : JPY>AUD>NZD>EUR>CAD>GBP>USD

 今週は、火曜日のオーストラリアと木曜日の英国の政策金利に注目です。金融政策に変更があるのか、利下げ開始時期に言及するのかに注意したいと思います。その他、火曜日のオーストラリアの小売売上高、木曜日の日銀の主な意見公表、金曜日の英国のGDPとカナダの失業率に注目です。また、週を通して米国FRB高官の発言が相次ぎます。米国の経済指標は15日の消費者物価指数まで市場インパクトの強い指標はないため、週末の雇用統計やISMの数字をみた後の高官発言は市場に影響を与える可能性があるため警戒しておきたいと思います。
 本日は、日本と英国は祝日で金融市場は休場です。週末の雇用統計の結果を受けた円高への動きが継続するのか注目しています。欧州時間まで流動性は低下すると思われますが、その分、想定外にボラティリティが高まる可能性があるので警戒したいと思います。

+913.8pips獲得_5月第1週のデイトレード

2024年5月第1週の実績

5月第1週は、9通貨ペアで+913.8pipsとなりました。13回トレードし、13勝0敗、勝率100%となりました。1回トレードを見送り、金曜日はトレードを行いませんでした。また、EURUSDはトレードをしませんでした。今週は、円買い介入があったため市場のボラティリティが高まり、値幅は取れる局面が多くありました。しかし、介入警戒に伴う市場のゆがみから、トレードのしづらい週でもありました。

デイトレードにおいては、1時間足のチャートを見るだけで、判断することができます。ノウハウは個別コンサルティングにて提供しています。ご興味のある方は、お問合せください。