昨日は、月末を控え、週末には米国雇用統計を控えているため、静かな展開となりました。全般に上位足の方向感に沿った下落となり、CAD関連通貨の下落が目立ちました。このところCADの弱さが際立っており、他の国に先立って利上げ幅を圧縮した、カナダの金融政策の動きが反映しています。
通貨相関からは、CAD・GBPの弱さが目立ちます。CADは上位足から下位足まで方向感が揃っており、明確なトレンドを確認することができます。JPYの強さは継続していることから、CADJPYは100円割れが視野に入ってくるまで下落してきました。USDが反発し、NZDが反落するなど、下位足では調整の動きが見られます。上位足に波及していくのか、一時的なものになるのか、今後の行方に注目です。
本日は、明日未明3時30分にあるFRB議長の発言に市場の注目が集まっています。金曜日の雇用統計の発表を前に、どのような発言があるのか、タカ派色が弱まるのか、USDに大きな影響を与えるので警戒したいと思います。また22時30分の米国のGDPにも注目です。個人消費の内容に注意したいと思います。このように本日はUSDの大きな波乱要因を控えているため、月末でもあることから、慎重な姿勢で臨みたいと思います。