今日の環境分析 2022年11月24日

昨日発表された米国のPMIは予想を下回り、景気減速を確認する結果となりました。昨日予想していた通り、PMIが大きく動き出す契機となりました。さらに、本日未明に発表されたFOMC議事要旨では、委員の多数が近く利上げ減速する方向にあることを確認される内容でした。米国の金融政策のゴールが見えてきたことを再認識する結果となりました。本日から始まる米国の長期ホリデーシーズンを前にポジション調整の動きも加わり、USDの下落が目立ちました。

通貨相関からもUSDの弱さが目立ちます。ここ数日、4時間足では反発の動きを見せていましたが、結局は日足方向に戻る展開になりました。CADと同様の動きは継続している模様です。一方で、NZDの強さが継続しており、徐々にAUDも相対的に強さが見られるようになってきました。GBPが相対的に強くなってきているのも目立ちます。全般に、下位足の波及効果の弱い月足を除いた週足以下の動きに徐々に揃ってきている模様です。昨日の動きを受けて、4時間足では多くの通貨ペアにトレンドの確認をすることができるようになりました。今後の金融引締めの余地を図るように通貨選択が行われている印象があります。

米国では、本日は感謝祭のため休場となり、明日もブラックフライデーと休暇モードなります。このため、米国時間はちょっとした材料でボラティリティの高い動きになることを警戒つつも、見送りムードが強まると思われます。21時30分のECBの議事要旨の公表にも注目です。本日は、欧州時間までのトレードと割り切り、値動きを注目したいと思います。

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