昨日は、USDが大きく反発し、USDJPYは再び142円台に入ってきました。連日の金融当局の発言や感謝祭の休暇を前にしたポジション調整の動きなど、ボラティリティの高い展開が続いています。USDJPYは短期的なトレンドを確認できますが、日足ベースでの調整の動きから脱却できていません。週足のミドルバンドを挟む展開が続いており、やや広めのレンジ内の動きと考えています。
通貨相関からは、4時間足でUSDの強さが目立ちます。日足との方向感が逆向きであることから、戻りの動きは限定的と考えられます。USDと逆の動きがJPYになっています。このため、クロス円通貨の戻りの動きも見られますが、限定的と考えています。また、NZDの強さ・AUDの弱さが継続していることから、AUDNZDのトレンドが明確に確認できるようになりました。オセアニア通貨間の強弱を把握したうえで通貨選択を行いたいと思います。
本日は、カナダの小売売上高、オーストラリアの中央銀行総裁の発言に注目です。また、米国時間には連銀総裁の発言が相次ぎます。木曜日からの米国のホリーデーシーズンを前にポジション調整の動きは強まると思われます。ボラティリティの高さに警戒したうえで、トレードを行いたいと思います。