昨日は、全般に小動きにする中、調整の動きとなりました。米国の連邦銀行総裁やFRB理事の発言があり、金融引締め継続を表明しました。過剰なインフレピークアウト期待を鎮静化する意図があったと思われます。様々な意見を表明し、市場の反応を探っているかのようにも思われます。
通貨相関からは、NZDの強さが目立ち、AUD・CADの弱さが目立ちます。金融政策の違いが通貨の強弱に表れているように思われます。この動きは、GBPやEURにも言えます。金融引締めの継続が期待される経済圏では、金利差からの上値期待が持続しています。CAD・AUDの売りポジションに注目しています。
本日は、日本の消費者物価指数に注目です。他の先進国と比べるとインフレ水準は低いものの、内容次第では日銀の金融政策に影響を及ぼす可能性は高いと思われます。また、英国の小売売上高にも注目です。さらに、金融当局の発言が本日も多く予定されており、発言内容に警戒したいと思います。