昨日は、全般に久しぶりに小動きの推移となりました。日足ベースで1%以上変動する通貨ペアがなく、月初来の方向に沿った値動きとなりました。昨日の米国中間選挙の投票結果待ちの動きと明日の消費者物価指数の発表を前に、USDの調整の動きが強まりました。
通貨相関からは、USD・JPYの弱さが目立ちます。しかし、クロス円通貨が下落していることから、USDの弱さが際立っている事が分かります。この結果、相対的にEURの強さが目立ち、EURUSDが堅調な展開となっています。背景には、今後の利上げ余地にあると思われます。明日の米国の消費者物価指数次第では、USDの一段安の可能性があります。USD調整の動きは4時間足から日足まで波及しているため、この動きがさらに長期足に波及することも視野に入れておく必要があります。ドルストレート通貨に注目しています。
本日は、昨日行われた米国の中間選挙の結果が判明します。共和党の上下院で過半数を取るようだと、今後の財政運営に支障をきたすことが考えられ、その影響を見極めたいと思います。ただし、中間選挙以上に市場が注目しているのは明日の消費者物価指数です。明日の米国時間までは方向感のつかみにくい展開になると想定しています。